特許
J-GLOBAL ID:201803019466674433
モータ制御装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
服部 雅紀
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-240197
公開番号(公開出願番号):特開2018-098876
出願日: 2016年12月12日
公開日(公表日): 2018年06月21日
要約:
【課題】駆動電源停止後の電源自己保持時間を、次回起動時に要求される性能を確保可能な最小限の時間とするモータ制御装置を提供する。【解決手段】モータ制御装置は、IG-OFF後、制御用の電源を自己保持し、電流二乗フィルタ値に基づく上昇温度の推定を継続する。自己保持終了判定部は、過熱保護マップに基づき次回起動時の要求電流値Ireqに対応する制限温度Tlim_A、Tlim_Bを設定する。また、自己保持終了判定部は、次回起動時のモータの出力性能を保証する上限温度である性能保証上限温度Tpfmと、一つ以上の上昇温度の和ΣTiA、ΣTiBとを加算した温度を評価温度Tev_A、Tev_Bとして算出する。全ての保護部位についての評価温度が制限温度を下回ったとき、性能保証条件が成立したと判定される。そして、自己保持終了判定部は、少なくとも性能保証条件が成立したことに基づいて電源自己保持を終了する。【選択図】図6
請求項(抜粋):
モータ(80)を駆動する駆動回路(60)と、
前記駆動回路へ供給される駆動電源の停止後に制御用の電源を自己保持可能な電源自己保持部(22)を有する電源回路(20)と、
前記モータ、前記駆動回路又は前記電源回路に流れる電流の二乗値、又はその積算値の時間平均の一次遅れ応答に基づき、一つ以上の上昇温度(TiA1、TiA2、TiB1、TiB2)を推定する上昇温度推定部(32)と、
過熱保護の対象となる一つ以上の保護部位、又は、当該保護部位と温度の相関を有する部位の検出温度(Tsns)を取得する検出温度取得部(33)と、
前記検出温度と、前記一つ以上の上昇温度の和(ΣTiA、ΣTiB)とを加算し、前記保護部位の推定温度(Test_A、Test_B)を算出する推定温度算出部(34)と、
前記推定温度に基づいて、電流指令値を制限する電流制限値を演算する電流制限演算部(35)と、
電源自己保持の終了を判定する自己保持終了判定部(37)と、
を備え、
前記上昇温度推定部は、前記電源自己保持部による電源の自己保持中、前記上昇温度の推定を継続し、
前記自己保持終了判定部は、
電流値と、その電流値を通電可能な前記保護部位の最高温度との関係を規定した過熱保護マップを有しており、当該過熱保護マップに基づき次回起動時の要求電流値(Ireq)に対応する制限温度(Tlim_A、Tlim_B)を設定し、
次回起動時の前記モータの出力性能を保証する上限温度である性能保証上限温度(Tpfm)と、前記一つ以上の上昇温度の和とを加算した温度を評価温度(Tev_A、Tev_B)として算出し、
前記評価温度と前記制限温度とを比較する次回性能判定処理において、全ての前記保護部位についての前記評価温度が前記制限温度を下回ったとき、性能保証条件が成立したと判定し、少なくとも前記性能保証条件が成立したことに基づいて電源自己保持を終了するモータ制御装置。
IPC (3件):
H02P 29/68
, B62D 5/04
, B62D 6/00
FI (3件):
H02P29/68
, B62D5/04
, B62D6/00
Fターム (44件):
3D232CC34
, 3D232CC49
, 3D232DA15
, 3D232DA63
, 3D232DA64
, 3D232DA67
, 3D232DC08
, 3D232DC09
, 3D232DC11
, 3D232DC33
, 3D232DC34
, 3D232DD01
, 3D232DD05
, 3D232DD10
, 3D232DD17
, 3D232DE06
, 3D232DE14
, 3D232EC23
, 3D232GG01
, 3D333CB02
, 3D333CB12
, 3D333CE15
, 3D333CE19
, 3D333CE24
, 5H501AA20
, 5H501BB03
, 5H501CC04
, 5H501DD04
, 5H501DD08
, 5H501GG05
, 5H501HA01
, 5H501HA05
, 5H501HA08
, 5H501HA15
, 5H501HB08
, 5H501HB16
, 5H501JJ03
, 5H501JJ17
, 5H501JJ26
, 5H501LL22
, 5H501LL32
, 5H501LL38
, 5H501LL52
, 5H501MM05
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