特許
J-GLOBAL ID:201803021325816913

透明アルミナ焼結体の製法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人アイテック国際特許事務所
公報種別:再公表公報
出願番号(国際出願番号):JP2016078789
公開番号(公開出願番号):WO2017-057552
出願日: 2016年09月29日
公開日(公表日): 2017年04月06日
要約:
本発明の透明アルミナ焼結体の製法は、(a)アスペクト比が3以上の板状アルミナ粉末と、前記板状アルミナ粉末よりも平均粒径が小さな微細アルミナ粉末とを含むアルミナ原料粉末を、前記板状アルミナ粉末と前記微細アルミナ粉末との混合割合が質量比でT:(100-T)としたときにTが0.001以上、1未満となるよう調製し、且つ該アルミナ原料粉末中のFのAlに対する質量比R1が15ppm未満となるように調製する工程と、(b)前記アルミナ原料粉末を含む成形用原料を成形して成形体にする工程と、(c)前記成形体を焼成することにより透明アルミナ焼結体を得る工程と、を含むものである。
請求項(抜粋):
(a)アスペクト比が3以上の板状アルミナ粉末と、前記板状アルミナ粉末よりも平均粒径が小さな微細アルミナ粉末とを含むアルミナ原料粉末を、前記板状アルミナ粉末と前記微細アルミナ粉末との混合割合が質量比でT:(100-T)としたときにTが0.001以上、1未満となるよう調製し、且つ該アルミナ原料粉末中のFのAlに対する質量比R1が15ppm未満となるように調製する工程と、 (b)前記アルミナ原料粉末を含む成形用原料を成形して成形体にする工程と、 (c)前記成形体を焼成することにより透明アルミナ焼結体を得る工程と、 を含む透明アルミナ焼結体の製法。 但し、質量比R1は、下記式(1)で算出される値であり、単位は質量ppmである。前記アルミナ原料粉末に添加物を外配で添加する場合、前記アルミナ原料粉末に対する前記添加物の割合をZ(質量%)とする。x1は、前記板状アルミナ粉末中のF含有率(質量ppm)、x2は、前記微細アルミナ粉末中のF含有率(質量ppm)、x3は前記添加物中のF含有率(質量ppm)である。F含有量は、アルカリ融解-イオンクロマトグラフ法で求める。y1は、前記板状アルミナ粉末中のAl含有率(質量%)、y2は、前記微細アルミナ粉末中のAl含有率(質量%)である。前記Al含有率は、各アルミナ粉末のアルミナ純度を100-(Al,O以外の不純物元素の質量%の和)として求め、それに0.529を乗じた値(質量%)とする。前記不純物元素の質量%は、以下のように定量する。すなわち、Sは燃焼(高周波加熱)-赤外線吸収法、Nは不活性ガス融解-熱伝導度法、Hは不活性ガス融解-非分散型赤外線吸収法、Fはアルカリ融解-イオンクロマトグラフ法、その他の元素はICP(誘導結合プラズマ)発光分析で定量する。y3は、前記添加物中のAl含有率(質量%)であり、ICP(誘導結合プラズマ)発光分析で定量する。 R1=100×[x1×T+x2×(100-T)+x3×Z]/[y1×T+y2×(100-T)+y3 ×Z}...(1)
IPC (2件):
C04B 35/115 ,  C04B 35/645
FI (2件):
C04B35/115 ,  C04B35/645

前のページに戻る