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J-GLOBAL ID：201902210043724328   整理番号：19A1903782

近赤外発光に基づく低磁気緩和を示し,レシオメトリック温度計として作用するネオジムβ-ジケトナート【JST・京大機械翻訳】

Neodymium β-diketonate showing slow magnetic relaxation and acting as a ratiometric thermometer based on near-infrared emission

著者 (8件)： Kumar Kunal (Department of Chemistry, School of Science, The University of Tokyo, 7-3-1 Hongo, Bunkyo-ku, Tokyo 113-0033, Japan. [e-mail]) ,  Abe Daisuke ,  Komori-Orisaku Keiko ,  Stefanczyk Olaf ,  Nakabayashi Koji ,  Shakirova Julia R. ,  Tunik Sergey P. ,  Ohkoshi Shin-ichi
資料名： RSC Advances (Web)  (RSC Advances (Web))
巻： 9  号： 41  ページ： 23444-23449  発行年： 2019年 
JST資料番号： U7055A  ISSN： 2046-2069  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： メタノール存在下,β-ジケトナート(Htta=テノイル(トリフルオロ)アセトン)および4,4′-アゾピリジン(Azo-py)のネオジム(III)イオンによる自己集合は,メタノールを介した水素結合により2つの非対称ユニットがAzo-pyにより連結された単核錯体[Nd-III(TTA)_3(MeOH)_2]・0.5アゾ-py(A)]の生成をもたらした。約895および1056nmに中心をもつ近赤外発光(NIR)は,10~370Kの温度範囲で,Nd(III)上の2つの発光遷移から生じ,それぞれ4F_3/2から4I_9/2および4I_11/2準位に由来した。さらに,室温でのAのNIRルミネセンス強度は,一つの配位メタノール分子の熱脱離により2倍に増大した。熱活性化Aは,10~300Kの広い温度範囲において単一中心レシオメトリック温度計挙動を示した。さらに,Aの蛍光特性を別の単核錯体[Nd~III(TTA)_3(4-OHpy)(H_2O)](B)と比較した。また,アセンブリAは,ΔE/k_B=19.7(7)Kのエネルギー障壁を持つ磁場誘起遅い磁気緩和特性と,370Kでの熱処理後の集合Aに対するΔE/k_B=27.3Kとτ_0=8.5(0)×10-8の緩和時間を示していることを明らかにした。また,Aに対しては,τ_0=3.7(8)×10-7sであった。また,集合Aに対しては,ΔE/k_B=27.3Kとτ_0=8.5(0)×10~8であった。Copyright 2019 Royal Society of Chemistry All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： *磁気緩和 ,  *発光 ,  緩和時間 ,  非対称性 ,  *近赤外線 ,  ルミネセンス ,  熱処理 ,  *温度計 ,  水素結合 ,  自己集合 ,  脂肪族アルコール
準シソーラス用語： 磁場誘起 ,  エネルギー障壁 ,  温度範囲 ,  単核錯体 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (5件)： 生理活性ペプチド  (EB08100U) ,  物理薬剤学  (GY01012A) ,  生薬の薬理の基礎研究  (GX06020J) ,  電気泳動分析  (CC04017K) ,  微生物代謝産物の生産  (FK03020A)

物質索引 (1件)： メタノール

タイトルに関連する用語 (4件)： 近赤外発光 ,  磁気緩和 ,  温度計 ,  ネオジム