抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
・2005年から2009年の東京都心10区で販売された新築マンションのデータを用いて,「不動産市場は,消費者の検索範囲が地域的に限られているため,その地域内で関連企業の販売物件数が増加し,市場占有率が高まると,価格競争を緩和できるかもしれない」という仮説を検証。
・新築マンションの価格は周辺物件価格の増加関数になるため,不動産市場は価格の引き下げ競争に陥りやすいが,これは,顧客を奪おうと周辺物件の価格が下がると,当該物件の価格も下げないと当該物件から得られる利潤が低下してしまうことに起因することを立証。
・マンション価格は,不動産地理的市場における市場占有率の増加関数になることを指摘。
・市場占有率の1%ポイントの情報は,最終的な不動産価格(均衡価格)を乗数的に上昇させることを立証。
・不動産地理的市場の範囲が大きいほど,市場占有率が最終的な不動産価格に与える影響は大きくなることを指摘。