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J-GLOBAL ID：201902211346707004   整理番号：19A2694087

大腸菌におけるチオプロリン誤取込のプロテオミクス解析【JST・京大機械翻訳】

Proteomic analysis of thioproline misincorporation in Escherichia coli

著者 (8件)： Liu Jingjing (Department of Biomedical Engineering, Nanjing University of Aeronautics and Astronautics, Nanjing 210016, China) ,  Liu Jingjing (Department of Chemical and Biological Engineering, The Hong Kong University of Science and Technology, Clear Water Bay, Kowloon, Hong Kong) ,  Liu Jingjing (Department of Chemistry, The Hong Kong University of Science and Technology, Clear Water Bay, Kowloon, Hong Kong) ,  Hao Chunlin (Department of Chemical and Biological Engineering, The Hong Kong University of Science and Technology, Clear Water Bay, Kowloon, Hong Kong) ,  Wu Long (Department of Chemical and Biological Engineering, The Hong Kong University of Science and Technology, Clear Water Bay, Kowloon, Hong Kong) ,  Madej Dominik (Department of Chemical and Biological Engineering, The Hong Kong University of Science and Technology, Clear Water Bay, Kowloon, Hong Kong) ,  Chan Wan (Department of Chemistry, The Hong Kong University of Science and Technology, Clear Water Bay, Kowloon, Hong Kong) ,  Lam Henry (Department of Chemical and Biological Engineering, The Hong Kong University of Science and Technology, Clear Water Bay, Kowloon, Hong Kong)
資料名： Journal of Proteomics  (Journal of Proteomics)
巻： 210  ページ： Null  発行年： 2020年 
JST資料番号： T0073A  ISSN： 1874-3919  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 最近,プロリンの非天然類似体であるチオプロリンが,酸化ストレス下で細胞におけるシステインとホルムアルデヒドの反応からin vivoで生じることが発見された。蛋白質へのチオプロリンの配列特異的生物取込を大腸菌(E.coli)細胞のショットガンプロテオミクスにより研究した。プロリンに対する株栄養要求性において,細胞をチオプロリンとインキュベートしたとき,プロリンはプロリンのlieuに広く取り込まれていることが見出された。全部で1428の蛋白質と235の異なるチオプロリン含有ペプチドが同定された。無標識相対定量により,対照群(培地中のプロリン)と比較して,チオプロリン処理群(培地中のチオプロリン)において102の差次的に発現した蛋白質(82の上方制御と20の下方制御)を明らかにした。差次的に発現した蛋白質の経路濃縮分析は,アミノ酸生合成と蛋白質合成が期待されるように,チオプロリン曝露により最も影響されることを示した。典型的には,チオプロリン処理群は対照に比べてより遅い細胞増殖とより強い抗酸化能を示すことが分かった。チオプロリンはホルムアルデヒドの二次代謝産物でありプロリンの構造類似体である。それは広範囲の医薬品特性を示すことも知られているが,細胞におけるその正確な生化学的役割は解明されていない。本論文では,大腸菌における蛋白質合成時のチオプロリンの誤取り込み(プロリンの代わり)について研究した。チオプロリンはチオプロリンに曝露された大腸菌細胞においてプロテオームを通して広範囲に誤って取り込まれ,アミノ酸と蛋白質生合成に関連する経路がアップレギュレーションされることを,グローバルなプロテオームプロファイリングが明らかにした。加えて,チオプロリンによる前処理は酸化ストレスに耐える大腸菌細胞の能力を増加させることを示した。著者らの知見は,チオプロリンの既知の抗酸化特性の新しい説明を示唆する。これは,著者らの知る限り,いかなる生物においてもプロテオームレベルでのチオプロリンの誤取込の最初の研究である。Copyright 2019 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： タンパク質 ,  *大腸菌 ,  プロテオーム ,  アミノ酸 ,  アップレギュレーション ,  ダウンレギュレーション ,  細胞増殖 ,  タンパク質合成 ,  ペプチド ,  酸化ストレス ,  生化学 ,  脂肪族アルデヒド ,  脂肪族アミン ,  チオール ,  脂肪族カルボン酸 ,  含硫アミノ酸 ,  第一アミン ,  窒素複素環化合物
準シソーラス用語： プロファイリング , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (3件)： チオプロリン ,  非天然アミノ酸 ,  誤混入

分類 (1件)： 生物学的機能  (EB03040U)

物質索引 (3件)： ホルムアルデヒド ,  システイン ,  プロリン

タイトルに関連する用語 (3件)： 大腸菌 ,  取込 ,  プロテオミクス解析