抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
・埼玉県の荒川におけるアユ遊漁者に対して,平成28年5~9月に秩父漁業協同組合が管轄する荒川の友釣り専用区の柳大橋周辺でアンケートにより実態を調査。
・当該漁場のアユ遊漁者数は延べ150人,日平均遊漁者数は8人,日平均釣果は10尾,アユ総採捕数は1577尾,平均全長20.0cm(12.5~20.0cm),回答者の住所は埼玉県52%,群馬県15%,栃木県13%など,平均年齢は50.5歳,年齢構成は65~69歳が最多で,次いで55~59,40~44,35~39歳が同頻度,100%が男性。
・回答者によるアユ釣りの魅力は「ヒットしたときの手応えを想像しながら魚をいかに攻略するかに集中する」イメージで,そこには家族でできるというイメージは希薄。
・秩父漁協の遊漁券には年券と日券の2種があるが,平成27年の売り上げ枚数は451枚と250枚で,それぞれピーク時の6.7%,3.4%まで減少,その理由は不明であるがダム放流による水温低下,大雨による漁場の変化,冷水病,カワウなど魚食性生物の増加等によると思考。
・その他,アユ友釣り用竿の生産量及び市場規模調査及び平成29年度アユ漁場利用実態調査の結果について記述。
・放流アユ漁場の遊漁者数を増やすためには,漁場環境や放流手法の改善などの釣果をあげる努力を行いつつ,いままでアユ友釣りに興味があったができなかった人々に対し,遊漁料金の割引(特に若い人),釣具のレンタルなどの方策が必要と思考。