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J-GLOBAL ID:201902211519986117   整理番号:19A0176741

ヘモグロビンと共存する還元ニコチンアミドアデニンジヌクレオチドの隠れた抗酸化機能【JST・京大機械翻訳】

Hidden Antioxidative Functions of Reduced Nicotinamide Adenine Dinucleotide Coexisting with Hemoglobin
著者 (2件):
資料名:
巻: 12  号:ページ: 1820-1829  発行年: 2017年 
JST資料番号: W5037A  ISSN: 1554-8937  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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赤血球(RBC)における第一鉄オキシヘモグロビン(HbO_2)は不変で,ゆっくりと自動酸化し,第二鉄メトヘモグロビン(metHb)を形成する。しかしながら,metHbのレベルは,還元型ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NADH)のような補酵素による酵素系の細胞内metHb還元,及び活性酸素種を除去するスーパーオキシドジスムターゼ(SOD)及びカタラーゼ(CAT)により常に0.5%以下に維持される。疑わしいことに,NADHは対応する酵素系なしでmetHbを還元できない。しかしながら,著者らの研究は,高濃度のNADH(正常レベルの100倍,HbO_2に対して等モル)が,酵素系のない高度に精製されたHb溶液におけるHbO_2の自動酸化を遅延させることを示した。さらに,H_2O_2,NO,およびNaNO_2などの酸化剤の添加により,metHb形成に及ぼすNADHの阻害効果が観察された。著者らの機構評価は,HbO_2の共存によるNADHの非常に高い擬CATおよび擬SOD活性,およびNOとNADHの反応性を明らかにした。著者らは,精製したHbO_2溶液とNADHをカプセル化するRBC(Hb-ベシクル,Hb-V)のモデルを調製したが,リポソーム内の酵素系はなかった。著者らは,自動酸化と酸化剤誘発metHb形成の両方に対するNADHの阻害効果を確認した。さらに,ラットへのこれらのHb-Vsの静脈内投与は,NADH共カプセル化なしの場合と比較して,約50%のmetHb形成の有意な遅延を引き起こした。これらの結果に基づいて,補酵素としての古典的役割に加えて,Hbとの相互作用による抗酸化作用であるNADHの新しい役割を解明した。Copyright 2019 American Chemical Society All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (5件):
分類
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核酸一般  ,  酵素一般  ,  窒素複素環化合物一般  ,  電気化学反応  ,  動物の生化学 
タイトルに関連する用語 (4件):
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