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J-GLOBAL ID：201902212580996240   整理番号：19A2072806

窪田秀雄の世界の原子力事情 脱原発に向かうベルギー,電力安定供給で懸念増大 2025~26年冬季には代替電源390万kWが必要と試算

著者 (1件)： 窪田秀雄
資料名： 月刊ビジネスアイエネコ  (地球環境とエネルギー)
巻： 52  号： 9  ページ： 48-49  発行年： 2019年09月01日 
JST資料番号： G0075B  ISSN： 2185-0364  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・脱原発の期限を2025年に設定したベルギーで唯一の送電会社であるエリア社は,2020~30年の電力供給に関する分析を行い,脱原発がもたらず影響について報告書をまとめ,脱原発が予定通り実施された場合,必要になる代替電源は25~26年冬の時点で390万kWになると試算。
・同社は報告書の中で,設備容量補填メカニズム(CRM)により電力市場の安定性を維持するような投資を配慮するように求め,今年4月CRMを導入するための枠組みを定める電力法の改正が行われ,欧州委員会はベルギーのCRMが市場を歪めないか判断。
・再生エネルギーの拡大に伴う不安定性の解消には,電力貯蔵や需要管理といった新しい技術で対応可能。
・報告書は,深刻な電力不足危機を回避するためには,かなりの代替電源を確保する必要があるとの見方を示した上で,複数の原子力発電所をグレードアップした上で,脱原発を緩やかに進めるシナリオも効果が大きいと指摘。

シソーラス用語： 原子力発電 ,  *エネルギー政策 ,  電力市場 ,  *再生エネルギー ,  容量 ,  電力供給 ,  行政機関 ,  欧州共同体 ,  *電力貯蔵 ,  管理 ,  *安定化 ,  *ベルギー王国
準シソーラス用語： 欧州委員会 ,  設備容量 ,  電力政策 ,  需要管理 ,  *脱原発政策 ,  ベルギー

分類 (1件)： 電力工学・電力事業一般  (NB01000X)

タイトルに関連する用語 (9件)： 世界 ,  原子力 ,  脱原発 ,  ベルギー ,  安定供給 ,  懸念 ,  冬季 ,  代替 ,  試算