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J-GLOBAL ID:201902212647086507   整理番号:19A1527884

TNF-α誘導TIM-3発現はヒト食道癌における浸潤ナチュラルキラー細胞の機能障害を示す【JST・京大機械翻訳】

TNF-α-induced Tim-3 expression marks the dysfunction of infiltrating natural killer cells in human esophageal cancer
著者 (9件):
資料名:
巻: 17  号:ページ: 165  発行年: 2019年 
JST資料番号: U7330A  ISSN: 1479-5876  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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ナチュラルキラー(NK)細胞活性の障害は,腫瘍免疫回避の重要な機構である。T細胞免疫グロブリンドメインおよびムチンドメイン-3(Tim-3)は,慢性ウイルス感染および癌におけるエフェクターリンパ球消耗を誘導する活性化誘導阻害分子である。しかしながら,ヒト食道癌におけるNK細胞におけるその機能は不明のままである。53例の食道癌患者の末梢血と腫瘍試料を前向きに収集した。末梢および腫瘍浸潤NK細胞を,フローサイトメトリーによってTim-3,アネキシンV,CD69,CD107aおよびIFN-γ発現のために分析した。定量的リアルタイムPCRを用いて,選別したTim-3+NK細胞およびTim-3-NK細胞におけるIFN-γ,グランザイムB,パーフォリンおよびNKG2Dの相対的mRNA発現を試験した。健常ドナーから分離したNK細胞を組換えTNF-αで処理し,Tim-3発現を誘導した。腫瘍組織におけるTim-3とTNF-αmRNAレベルを,ヒトとマウスの両方で測定した。最後に,NK細胞頻度と病理学的パラメータとの関連を調べた。著者らは,特に腫瘍部位において,食道癌患者からのNK細胞におけるTim-3発現のアップレギュレーションを観察した。さらに,高Tim-3発現を伴う腫瘍浸潤NK細胞は,機能不全を伴う表現型を示した。in vitroでは,健常ドナーの血液から分離されたNK細胞におけるTim-3発現は,NF-κB経路を介して組換えTNF-αにより誘導される。動物モデルと患者の両方において,Tim-3レベルは,食道癌組織におけるTNF-α発現と明らかに相関していた。最終的に,腫瘍浸潤NK細胞におけるより高いTim-3レベルは,食道癌患者における腫瘍浸潤,結節状態,および不良段階と相関している。まとめると,Tim-3は腫瘍微小環境においてNK細胞機能不全を誘導するために重要な役割を果たし,食道癌の予後に対する潜在的バイオマーカーとして役立つ可能性がある。Copyright 2019 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (1件):
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腫ようの化学・生化学・病理学 
引用文献 (44件):
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