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J-GLOBAL ID:201902212911843483   整理番号:19A0714431

GABA B受容体はアポトーシス経路を介して高グレード軟骨肉腫細胞株OUM-27における増殖を調節する【JST・京大機械翻訳】

GABA B receptor regulates proliferation in the high-grade chondrosarcoma cell line OUMS-27 via apoptotic pathways
著者 (7件):
資料名:
巻: 18  号:ページ: 263  発行年: 2018年 
JST資料番号: U7305A  ISSN: 1471-2407  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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外科的切除にもかかわらず局所再発および肺転移の高い発生率を有する高悪性軟骨肉腫は,予後不良と関連している。したがって,この疾患に対して新しい効果的な補助療法が緊急に必要である。神経系発生時の神経栄養因子として作用するγ-アミノ酪酸(GABA)は,ある種の癌細胞の増殖と移動に関連する。GABA,GABA合成酵素グルタミン酸デカルボキシラーゼ(GAD)およびGABA受容体から成るGABA作動系は,神経冠の神経成長および発達において重要な機能を有する。従って,GABA作動系は神経冠細胞から誘導される軟骨肉腫細胞の増殖において重要な機能的役割を果たしている可能性がある。軟骨肉腫細胞系に対するGABA作動系の抗腫瘍効果を検討した。高度軟骨肉腫細胞系OUMS-27における異なるシグナル伝達経路,アポトーシス,細胞周期停止の関与などのGABA作動系の抗腫瘍作用の基礎となる機構を評価した。さらに,Ca2+電流に対する全細胞パッチクランプ記録を行い,高悪性軟骨肉腫細胞におけるGABAB受容体に関連するCa2+チャンネルを介した細胞内Ca2+濃度の変化を評価した。GABAB受容体拮抗剤CGPは,用量依存的に高悪性軟骨肉腫細胞に対して抗腫瘍作用を有した。カスパーゼ3とカスパーゼ9の活性は,未処理細胞と比較して,CGP処理細胞で有意に上昇した。カスパーゼ8の活性は未処理細胞とCGP処理細胞間で有意差はなかった。しかしながら,カスパーゼ8は,CGP処理細胞でアップレギュレートされる傾向があった。GABAB受容体拮抗剤はG1/S細胞周期チェックポイントで抗腫瘍作用を示し,PI3/Akt/mTORおよびMAPKシグナル伝達経路の二重阻害を介してアポトーシスを誘導した。更に,GABAB受容体関連Ca2+チャンネルを介した細胞内Ca2+の変化は,アポトーシス経路を誘導し,調節することにより,高悪性軟骨肉腫細胞の増殖を阻害した。GABAB受容体拮抗剤は,高度軟骨肉腫細胞における異なるシグナル伝達経路,アポトーシス,細胞周期停止,およびCa2+チャンネルを介して抗腫瘍作用を発揮することにより,高悪性軟骨肉腫の予後を改善する可能性がある。Copyright 2019 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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