文献

J-GLOBAL ID：201902213001838504   整理番号：19A1483387

MnはFe-Cu基合金におけるFrenkel対を増加させることにより析出物の核形成と成長の速度を促進する【JST・京大機械翻訳】

Mn promotes the rate of nucleation and growth of precipitates by increasing Frenkel pairs in Fe-Cu based alloys

著者 (8件)： Li Tong (Institute of Materials, School of Materials Science and Engineering, Shanghai University, Shanghai 200444, China. [e-mail] [e-mail]) ,  Xie Yaoping ,  Wang Xiaojiao ,  Shen Qin ,  Li Jiabao ,  Guo Haibo ,  Xu Jingxiang ,  Liu Wenqing
資料名： RSC Advances (Web)  (RSC Advances (Web))
巻： 9  号： 34  ページ： 19620-19629  発行年： 2019年 
JST資料番号： U7055A  ISSN： 2046-2069  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Fe-Cu基合金中のCu析出物へのMnの添加の役割を明らかにするために,900°Cで2時間溶体化処理後,450°C,0.25時間,1時間,2時間,および16時間時効したFe-1.0Cu(at%)およびFe-1.2Cu-2.2Mn合金を調べた。Cu析出物の核形成と成長を理解するために,点欠陥に関する密度汎関数理論(DFT)全エネルギー計算とCu析出物に及ぼすそれらの影響も行った。実験により,Mnの添加は,10HVによって,時効ピーク硬度をわずかに増加させることができた。原子プローブトモグラフィー(APT)と光学顕微鏡を用いて,硬さの増加は結晶粒微細化と析出物の数密度の増加の両方に由来することを同定した。DFT計算は,MnがFrenkel対の形成の可能性,すなわち原子空孔と自己格子間原子を増加させ,これらの2つのタイプの欠陥が共にCu析出物の核形成サイトとして働き,核形成中心数密度の増加をもたらすことを示した。これは時効の非常に初期段階でのAPT実験と一致した。さらに,計算結果は,Mnが原子空孔の密度を増加させ,Cu析出物の進展速度を促進することを示し,Fe-Cu-Mn中の析出物がFe-Cu中より急速に成長するAPT実験を説明した。最後に,原子炉圧力容器鋼におけるMn含有量とその照射損傷効果との関係についても議論した。Copyright 2019 Royal Society of Chemistry All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： *核形成 ,  *析出物 ,  硬度 ,  *合金 ,  *マンガン ,  数密度 ,  時効 ,  格子間原子 ,  照射損傷 ,  鋼 ,  密度汎関数法 ,  結晶粒微細化 ,  高速度 ,  *銅
準シソーラス用語： 原子プローブトモグラフィー , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (3件)： その他の無機化合物の磁性  (BM06060P) ,  半導体結晶の電子構造  (BM02060N) ,  酸化物結晶の磁性  (BM06050E)

タイトルに関連する用語 (7件)： Mn ,  Fe ,  Cu基合金 ,  析出物 ,  核形成 ,  成長 ,  促進