抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
・正確に制御した圧縮空気の力で測定対象物に数μm~数百μmの僅かな凹みを発生させ,レーザ変位センサで凹み量を計測して硬さを,凹み量の時間変化から粘性を測定する非接触非破壊での計測器の紹介。
・傷をつけないで計測するために,空気圧と凹み量が比例する弾性変形の限界直前で計測するのが望ましく,ゴムやプラスチック,樹脂,食品,果実,人間の体等の比較的柔らかい物の硬さを計測。
・金属の硬さ測定には,測定対象物をたわませて計測するが,この方法でダイヤモンド焼結体の硬さも計測可能。
・圧縮空気の立ち上がりや立ち下がりにおける凹み量の時間遅れからクリープ法で粘度計測が可能であるが,低粘度の場合は,圧縮空気で液体の表面に波を励起し,その波の減衰曲線から減衰定数を計測し,減衰定数と粘度の比例関係があるので,ポリビニルアルコールを用いた校正曲線を用いて粘度を計測。
・ゴムやプラスチツクの経年劣化の計測,人間の皮膚や筋肉の硬さ計測に使用でき,老化の程度,化粧品の効能,筋肉の疲れ具合の評価に応用可能,食品では硬さは歯ごたえや食感に関係していて,収穫時期や食べ頃の判断,農産物の腐敗評価や賞味期限の計測にも応用可能であり,さらに接着剤やセメントの硬化具合,布や繊維の硬さ計測にも応用可能。
・遠距離からの非接触測定も可能なので工場の生産ラインに導入可能で,汎用性が高い大型のデスクトップ型製品と比較的柔らかい物を対象にしたハンデイ型の装置が市販。