文献

J-GLOBAL ID：201902213268106416   整理番号：19A2812130

衛星AISデータを使用した航洋船の航海シミュレーションモデルの統計的検証

Statistical validation of a voyage simulation model for ocean-going ships using satellite AIS data

著者 (4件)： Fujii Michio (Marine Technical College, Japan Agency of Maritime Education and Training for Seafarers, Ashiya, Hyogo, Japan) ,  Hashimoto Hirotada (Graduate School of Maritime Sciences, Kobe University, Kobe, Hyogo, Japan) ,  Taniguchi Yuuki (Graduate School of Maritime Sciences, Kobe University, Kobe, Hyogo, Japan) ,  Kobayashi Eiichi (Graduate School of Maritime Sciences, Kobe University, Kobe, Hyogo, Japan)
資料名： Journal of Marine Science and Technology (Web)  (Journal of Marine Science and Technology (Web))
巻： 24  号： 4  ページ： 1297-1307  発行年： 2019年 
JST資料番号： U1597A  ISSN： 0948-4280  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 国際海事機関によって議論されている第二世代船舶非損傷時復原性基準においては,船舶の要求される安全レベルを保証するための運転限界が課せられている限りは,動的安定性喪失の脆弱性基準に合格できないとしても船舶は運転可能とされる。これは,以前の船舶非損傷時復原性基準では織り込まれていない新しい概念である。航海シミュレーションは,新しい運転限界の議論を容易にする最も効果的な評価ツールであり,そのモデルは,種々な事例において航洋船に対して開発され,検証される必要がある。本研究では,衛星自動識別データから収集した多数の実際の航海との比較を行い,航海シミュレーションモデルの統計的検証を試みた。検証結果は,北太平洋と北大西洋における航海シミュレーション結果が,実際の航海と類似していることを示した。更に,荒海におけるシミュレーションの再現性を改善する為に,航行海域の実際に遭遇する波高と発生する波高の確率密度を比較することによって波浪限界条件を導いた。波浪限界条件の導入は,航海時に遭遇する波高の相関を改善した。Copyright 2019 The Japan Society of Naval Architects and Ocean Engineers (JASNAOE) Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： 船舶 ,  *航洋船 ,  *シミュレーションモデル ,  統計的方法 ,  *航海 ,  シミュレーション ,  北太平洋 ,  北大西洋 ,  荒天 ,  波高 ,  国際海事機関 ,  復原性 ,  判定基準 ,  再現性
準シソーラス用語： AIS【船舶】 ,  *モデル検証

著者キーワード (6件)： 航海シミュレーション ,  衛星AIS ,  統計的検証 ,  波動限界基準 ,  運用上の限界 ,  第2世代の無傷安定基準

分類 (3件)： 船舶性能  (QJ02010Q) ,  商船一般  (QJ05011C) ,  計算機シミュレーション  (JE11000H)

タイトルに関連する用語 (7件)： 衛星 ,  AIS ,  航洋船 ,  航海 ,  シミュレーションモデル ,  統計 ,  検証