抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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細胞メタボロミクスにおいて,時間とコストを節約するために,少数の細胞を用いて代謝プロファイリングを行うことが望ましい。いくつかの応用(例えば,血液中の循環腫瘍細胞による作業)において,限られた数の細胞のみが分析に利用可能である。本報告では,少数の細胞(すなわち≦10000細胞)の高被覆率代謝分析のための,高性能化学同位体標識(CIL)ナノフロー液体クロマトグラフィー質量分析(ナノLC-MS)に基づく方法について述べた。例として,100,1000および10000MCF-7乳癌細胞の溶解物中の代謝産物の12C-/13C-ダンシル標識を,少量の代謝産物を処理するために調整した新しい標識プロトコルを用いて実施した。代謝物イオン化を改善し,ナノLC-MSのロバスト性を増加させるために,カプシベves界面における化学気相支援イオン化を最適化した。マイクロフローLC-MSと比較して,ナノフロー系は,分析に必要な試料量を著しく減少させることにより,非常に改善された代謝産物検出能を提供した。生物学的3倍体の実験的重複分析により,100,1000及び10000細胞の12C-/13C-ダンシル標識溶解物からのアミン/フェノールサブメタボロームにおける1620±148,2091±89及び2402±80(n=6)ピーク対又は代謝産物の検出が得られた。これらのピーク対の約63~69%はダンシル標識標準ライブラリーまたはヒトメタボロームデータベースにおける化学構造にマッチした質量を用いて同定できた。著者らは,10000細胞の出発物質を用いて,高被覆率定量的細胞メタボロミクスに対するこの方法のルーチン応用を想定した。100または1000の細胞を分析するためにも,代謝被覆率は最大被覆率から減少するが,この方法は数千の代謝産物を検出することができ,代謝産物の大きな画分の分析と検出可能な代謝産物の焦点分析を可能にする。Copyright 2019 American Chemical Society All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】