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J-GLOBAL ID:201902213751861088   整理番号:19A0932193

クック諸島で採集されたカヤツリグサ科植物

著者 (2件):
資料名:
号: 21  ページ: 39-46  発行年: 2019年05月 
JST資料番号: L7985A  ISSN: 1881-3925  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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クック諸島は,南太平洋の東ポリネシアに属する海洋群島であり(図1),15の主要な島や環礁から構成されている(図2A)。このうち,北側の6つは北クック諸島とされ,5つの環礁(ペンリン,マニヒキ,プカプカ,ラカハンガ,スワロー)と1つの島(ナッソー)からなり,南側の9つは南クック諸島とされ,3つの環礁(アイツタキ,マヌアエ,パーマストン)と6つの島(ラロトンガ,マンガイア,アチウ,ミチアロ,マウケ,タクテア)からなる(図2A)。クック諸島の気候は熱帯であり,植物相はフレンチポリネシアの島々(特にタヒチやトゥブアイなどのソサエティ諸島やオーストラル諸島)と近い関係があるが,移入種(栽培種や外来種)は主に熱帯あるいは亜熱帯アジアやアメリカからの移入とされている(Sykes 2016)。クック諸島の単子葉植物は,32科225属が分布しており,そのうち24属が栽培,151属が外来,50属が原産とされている(Sykes 2016)。カヤツリグサ科植物は世界に約100属5000種以上があり,海岸から高山,湿地から乾燥地まで,さまざま環境に生育している(Goetghebeur 1998)。クック諸島に生育するカヤツリグサ科は,11属21種2亜種(スゲ属Carex L.1種,ヒトモトススキ属Cladium R.Br.1種,カヤツリグサ属Cyperus L.9種,ハリイ属Eleocharis R.Br.1種,フィキニア属Ficinia Schrad.1種,テンツキ属Fimbristylis Vahl 2種2亜種,クロガヤ属Gahnia J.R.Forst.& G.Forst.1種,ヒメクグ属Kyllinga Rottb.2種,カワラスガナ属Pycreus P.Beauv.1種,フトイ属Schoenuplectus(Rchb.)Palla 1種,ムツオレガヤツリ属Torulinium Desv.ex Ham.1種)が知られている(Sykes 2016)。しかしながら,これらのカヤツリグサ科は過去に採集された標本に基づいたものであり,実際の生育地や現在の分布状況などが不明瞭なものもある。筆者らは2018年8月12日から8月25日までの14日間,南クック諸島のラロトンが島とアイツタキ環礁を訪れ(図2),カヤツリグサ科植物の調査・採集をおこなったのでその概要を報告する。(著者抄録)
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分類 (2件):
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植物生態学  ,  植物学一般 
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