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J-GLOBAL ID:201902213926385780   整理番号:19A1122792

富山県氷見市万尾川および保護池における絶滅危惧種イタセンパラAcheilognathus longipinnisの産卵母貝適性

Host mussel suitability for the endangered Itasenpara bitterling Acheilognathus longipinnis (Cyprinidae, Acheilognathinae) in the Moo River and a conservation pond in Himi, Toyama
著者 (4件):
資料名:
巻: 66  号:ページ: 7-13  発行年: 2019年04月25日 
JST資料番号: Y0752A  ISSN: 0021-5090  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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イタセンパラ Acheilognathus longipinnisは,淡水産イシガイ類と異常な共生的な産卵関係を持つタナゴ亜科に属する小型のコイ科魚類である。産卵期において,成熟雄は雌の産卵に適合するイシガイを選択する。雌は宿主イシガイの鰓上腔空洞内部に卵を挿入するための短い産卵管を持つので,最適なイシガイの大きさを明らかにするために,イタセンパラ産卵魚によるイシガイの利用パターンを,万尾川と保護池(日本,富山県,氷見市)で調査した。万尾川(流水環境)においては,イシガイ Nodularia douglasiae nipponensis(全747個体の38.8%)はイタセンパラ仔魚の主要な宿主であるが,イタセンパラの卵も仔魚も,流水環境では宿主から容易に放出されない可能性があることから,明瞭なサイズ選択性はなかった。対照的に,保護池(止水環境)においては,やはりイシガイ(全136個体の24.3%)がイタセンパラ仔魚の主要な宿主ではあるが,止水環境におけるイタセンパラの卵や仔魚の放出の容易さにより,より小型のイシガイを好む傾向があった。従って,宿主イシガイの適合性の違いは生息場所の違いに関連していることが示唆された。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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魚類  ,  異種生物間相互作用 

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