抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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・地域づくりに関わる大学(教員と学生)を広範な意味での関係人口と捉え,筆者の担当する調査実習やゼミの出前や卒業論文発表会の取り組みを事例に,フィールドワーク教育の成果と課題の分析と考察を記述。
・研究者自身が地域づくりに携わっている場所を対象に学生のフィールドワーク教育を実施することは,対象地域の住民や団体との間に既にラポールが形成されているため,教育活動(実習)を行う最初の段階として,調査のアポントメントの取り易さや便宜を図って貰えることを可能にする等のメリットを強調。
・岐阜大学のように,地元出身の学生比率が高い大学では,教員が関わり合いを持つ同一県内のフィールドを使って調査実習やゼミでの活動を行うことは学生に多様なフィールド経験を蓄積させ,調査スキルを磨くと言う教育効果に加えて,多様な住民との関わり合いや交流経験を生み,継続的に当該地域と関わり合いを有したり,スポークスパースンと成ってくれるような人材を育成し,輩出することに貢献できる事を記述。
・また,学生が卒業し,社会人となった後にどのような形で「関係人口」として協力し,支援を行って行くことが出来るかについては,中長期的なスパンで検証することが不可欠であり,この点は今後の課題であることを指摘。