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J-GLOBAL ID:201902214469115945   整理番号:19A0690176

バス運行実績データの分析に基づく到着時刻予測モデルの提案と精度検証

Arrival Prediction Model and Precision Analysis based on Bus Traffic Data
著者 (7件):
資料名:
巻: 60  号:ページ: 101-117 (WEB ONLY)  発行年: 2019年01月15日 
JST資料番号: U0452A  ISSN: 1882-7764  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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情報通信技術の発展により,公共バスの位置情報やバス停出発時刻など,バスに関する様々な情報が容易に取得可能となった。しかし,バスは交通や天候などの様々な要因に影響を受け,運行状況が変化しやすく,正確な到着時刻予測が難しい。本論文では,重回帰分析とカルマンフィルタを併用し,バスの進行に合わせてリアルタイムに運行状況を考慮し予測精度を更新する到着時刻予測モデルを提案する。提案モデルは,過去の運行実績データをもとに算出した重回帰分析を用いた予測結果を,カルマンフィルタの初期値に入力する「MRKFモデル」と,MRKFモデルを改良しバスの進行に合わせて重回帰分析を用いて予測結果を更新する「EMRFモデル」である。予測結果をもとに,到着予測時刻とその誤差を提示し,バス停での待ち時間における利用者の不安や不満を解消し,利用者の行動選択肢を広げ,よりバスを利用しやすい社会の実現を目的とする。提案モデルについて評価を行い,平均予測誤差が従来手法の約186秒から約17秒となった。さらに,到着予測時刻と誤差の提示方法についてWeb調査を行い,169名の回答結果により,利用者のバス遅延や予測誤差に対する意識を調べ,本提案モデルの有効性を確認した。(著者抄録)
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