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J-GLOBAL ID：201902214628797050   整理番号：19A1042123

ペルフルオロデカン酸の細胞毒性と細胞取り込み【JST・京大機械翻訳】

Cytotoxicity and cellular uptake of perfluorodecanoic acid

著者 (2件)： Kasuya Maria Carmelita (Institute of Industrial Science, The University of Tokyo, 4-6-1 Komaba, Meguro-ku, Tokyo 153-8505, Japan) ,  Hatanaka Kenichi (Institute of Industrial Science, The University of Tokyo, 4-6-1 Komaba, Meguro-ku, Tokyo 153-8505, Japan)
資料名： Journal of Fluorine Chemistry  (Journal of Fluorine Chemistry)
巻： 221  ページ： 56-60  発行年： 2019年 
JST資料番号： B0438C  ISSN： 0022-1139  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ペルフルオロデカン酸(C10F)は生物蓄積する難分解性有機汚染物質である。この研究は,C10Fの細胞毒性と細胞取り込みを検討した。非フッ素化対応物,デカン酸(C10H)と比較すると,C10FはマウスメラノーマB16細胞に対してより毒性があることを示した。C10Hの存在下では,800μMまでの生存率が観察されたが,C10Fの存在下では100μM(54%生存率)で細胞毒性が既に検出された。有意に,C10Fの細胞取り込みはC10Hのそれより32倍高かった。時間経過分析は,C10Fの細胞取り込みと細胞挙動の間の相関を示した。50μM C10Fにおける1時間のインキュベーション後に,結果は,C10Fの細胞取り込みが細胞拡散の消失と同時に起こることを確認した。これは,C10Fの流入により引き起こされた細胞上に膨張したストレスのレベルに一致する黒色色素メラニンの分泌を伴った。取込量がプラトーに達したとき,細胞挙動の有意な変化は24時間まで観察されなかった。C10Fの効果も種々のヒト及び動物細胞系で調べた。結果は,C10Fが培養における異なる細胞の形態と細胞取り込みにおける差異に及ぼす有害な影響を確認した。Madin Darbyイヌ腎臓MDCK細胞とヒト胎児肺線維芽細胞TIG細胞において,C10Fの3.75と3.42pg/細胞がそれぞれ検出された。用いたヒト癌細胞系を比較すると,C10Fの1.1pg/細胞が肝細胞(HepG2)と腎臓(RCC)細胞で検出され,一方,0.87pg/細胞が頚部(HeLa)細胞で検出された。Copyright 2019 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 生存率 ,  胎児 ,  HepG2細胞 ,  *細胞毒性 ,  残留性有機汚染物質 ,  フッ素化 ,  色素 ,  インキュベート ,  ヒト ,  肝細胞 ,  脂肪酸 ,  脂肪族カルボン酸 ,  脂肪族フッ素化合物
準シソーラス用語： 動物細胞 ,  メラニン ,  細胞挙動 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： ペルフルオロデカン酸 ,  デカン酸 ,  細胞毒性 ,  細胞取り込み ,  ペルフルオロカルボン酸 ,  B16細胞

分類 (1件)： 抗腫よう薬の基礎研究  (GW16010A)

物質索引 (2件)： デカン酸 ,  ペルフルオロデカン酸

タイトルに関連する用語 (4件)： ペルフルオロデカン酸 ,  細胞毒性 ,  細胞 ,  取り込み