抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
田園を志向した詩人・建築家の立原道造は,浅間山の一部であるかのような建築を構想した.一方,都市を志向した建築家・丹下健三は,富士山が建築の一部であるかのような構想を描いた.立原の浅間山にポール・セザンヌからの影響がみられることは既に検証した.そしてセザンヌについては葛飾北斎からの影響がしばしば指摘される.丹下の富士山は横山大観の画風に通ずることがしばしば指摘されるが,その構図は北斎の浮世絵にも通ずると考えられる.本稿では,互いに親しく影響し合った立原と丹下が,ともに北斎の画風に魅せられた可能性を追究する.(著者抄録)