抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的:原発性甲状腺機能低下症患者の糖脂質代謝の変化、インシュリン抵抗性の状況を検討し、その影響因子を分析する。方法:2017年3月から2018年3月から鄭州大学第一付属病院に受診した原発性甲状腺機能低下症患者125例を観察群とし、また、同期健康診断者60例を対照群とし、両群の一般資料と空腹時血糖(FBG)を比較した。食後2時間血糖(2hBG),空腹時インシュリン(FINS),食後2時間インスリン(2hINS),ホメオスタシスモデルインシュリン抵抗性指数(HOMA-IR),インシュリン感受性指数(ISI),総コレステロール(TC),トリアシルグリセロール(TG)。低比重リポ蛋白コレステロール(LDL-C),高密度リポ蛋白コレステロール(HDL-C)の差異,Pearson相関分析を用いてHOMA-IRと各観察指標の相関係数を計算した。ロジスティック回帰分析を用い、原発性甲状腺機能低下症患者のインシュリン抵抗性の影響因子を検討し、受信者動作特性(ROC)曲線により甲状腺刺激ホルモン(TSH)による原発性甲状腺機能低下症患者のインシュリン抵抗性の可能な切断点を予測した。結果:観察群の体質指数(BMI)、FBG、FINS、2hINS、HOMA-IR、TC、TG、LDL-Cは対照群より高く(P<0.05)、ISI、HDL-Cは対照群より低かった(P<0.05)。HOMA-IRは遊離チロキシン(FT4),ISIと負に相関し(r=-0.278,-0.599,P<0.05),BMI,TSH,FBG,TC,LDL-Cと正の相関を示した(r=0.367,0.456,0。365,0.270,0.295,P<0.05)。性別,年齢,BMI,FT4,TC,LDL-Cなどの因子の影響を補正後,TSH(OR=1.040,95%CI1.004-1.078,P<0。05)は甲状腺機能低下症患者のインスリン抵抗性の独立危険因子である。10.11μU/mlはTSHが甲状腺機能低下症のインシュリン抵抗性を予測できる可能性があり、その感度及び特異性はそれぞれ94.7%、58.9%であった。結論:甲状腺機能低下症患者は健常人より糖脂質代謝異常とインシュリン抵抗性が起きやすく、TSHは甲状腺機能低下症患者のインシュリン抵抗性の独立危険因子であり、TSH>10.11μU/mlの場合、患者の糖脂質代謝指標をモニタリングすべきである。早期識別及び介入治療をし、関連疾患の発生率を低下させる。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】