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J-GLOBAL ID:201902214831079647   整理番号:19A2827505

局所ジクロフェナクは光線性角化症における代謝と免疫細胞浸潤を再プログラムする【JST・京大機械翻訳】

Topical Diclofenac Reprograms Metabolism and Immune Cell Infiltration in Actinic Keratosis
著者 (15件):
資料名:
巻:ページ: 605  発行年: 2019年 
JST資料番号: U7089A  ISSN: 2234-943X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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背景:皮膚の黒色腫と扁平上皮癌は,変化したグルコース代謝により特徴付けられるが,アクチン角化症(AK)のような前癌性皮膚病変における代謝変化についてはほとんど知られていない。ここでは,局所ジクロフェナク(Solaraze)による治療の前,下,および4週間後に,活動性角膜症病変の中心炭素代謝および免疫細胞浸潤を研究した。【方法】本研究は,前向き,無作為化,制御された単中心研究(Identifier:NCT01935531)として設計された。骨髄およびT細胞浸潤を,免疫組織化学により28人の患者から皮膚生検で分析した。さらに,免疫細胞活性化を定量的リアルタイムPCR(IFN-γ,IL-10,CSF1,TGF-β,IL-6)により測定した。グルコース,アミノ酸およびKrebsのサイクル代謝を,局所ジクロフェナクによる処理の前後に,質量分析により研究した。日光曝露,未処理,健康な皮膚からの生検を対照とした。結果:乳酸の増加およびグルコース濃度の低下は,前処理AKにおける解糖の促進を示唆した。さらに,クエン酸およびアミノ酸以外のKrebsサイクル中間体のレベルが上昇した。免疫浸潤の分析は,AKにおいて表皮CD1a+細胞が少ないが,皮膚CD8+T細胞の頻度が増加することを明らかにした。ジクロフェナクによる処理はAKにおける乳酸及びアミノ酸レベルを減少させ,特に応答性病変において,高IFN-γmRNA発現を伴う皮膚CD8+T細胞の浸潤を誘導し,T細胞機能の改善を示唆した。結論:著者らの研究は,癌だけでなく,AKのような前悪性皮膚病変も,変化した免疫浸潤と相関する,代謝の著しい変化を示すことを明らかにした。ジクロフェナクは,AK病変における代謝,免疫細胞浸潤および機能を正常化し,新しい作用機序を示唆する。Copyright 2019 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (5件):
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腫ようの免疫療法  ,  抗腫よう薬の基礎研究  ,  腫ようの化学・生化学・病理学  ,  免疫反応一般  ,  腫よう免疫 
引用文献 (48件):
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タイトルに関連する用語 (5件):
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