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J-GLOBAL ID：201902215143557619   整理番号：19A0136162

先天性心疾患または不整脈を有する胎児における胎児心不全に対する母体バイオマーカー【JST・京大機械翻訳】

Maternal biomarkers for fetal heart failure in fetuses with congenital heart defects or arrhythmias

著者 (10件)： Miyoshi Takekazu (Department of Perinatology and Gynecology, National Cerebral and Cardiovascular Center, Suita, Japan) ,  Miyoshi Takekazu (Department of Obstetrics and Gynecology, Mie University, Tsu, Japan) ,  Hosoda Hiroshi (Department of Regenerative Medicine and Tissue Engineering, National Cerebral and Cardiovascular Center, Suita, Japan) ,  Nakai Michikazu (Department of Statistics and Data Analysis, Center for Cerebral and Cardiovascular Disease Information, National Cerebral and Cardiovascular Center, Suita, Japan) ,  Nishimura Kunihiro (Department of Statistics and Data Analysis, Center for Cerebral and Cardiovascular Disease Information, National Cerebral and Cardiovascular Center, Suita, Japan) ,  Miyazato Mikiya (Department of Biochemistry, National Cerebral and Cardiovascular Center, Suita, Japan) ,  Kangawa Kenji (Department of Biochemistry, National Cerebral and Cardiovascular Center, Suita, Japan) ,  Ikeda Tomoaki (Department of Obstetrics and Gynecology, Mie University, Tsu, Japan) ,  Yoshimatsu Jun (Department of Perinatology and Gynecology, National Cerebral and Cardiovascular Center, Suita, Japan) ,  Minamino Naoto (Omics Research Center, National Cerebral and Cardiovascular Center, Suita, Japan)
資料名： American Journal of Obstetrics and Gynecology  (American Journal of Obstetrics and Gynecology)
巻： 220  号： 1  ページ： 104.e1-104.e15  発行年： 2019年 
JST資料番号： H0702A  ISSN： 0002-9378  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 胎児心不全の診断は主に胎児の超音波検査に依存する。著者らの最近の研究は,臍帯血における血漿ナトリウム利尿ペプチドレベルが先天性心不全または不整脈を有する胎児における心不全の重症度と相関していることを示した。しかし,経皮的臍血液サンプリングは侵襲的な方法であり,したがって,胎児心不全を反映するより少ないまたは非侵襲的なバイオマーカーが必要である。本研究の目的は,母親の血清バイオマーカーが先天性心不全または不整脈を有する胎児における胎児心不全を診断できるかどうかの可能性を調査することであった。この調査横断的研究は,三次小児心臓センターで行われた。2013年から2016年までの間に,胎児の先天性心不全または不整脈を有する合計50人の単胎と,国立脳および心臓血管センターバイオバンクに登録された50人の対照が含まれた。Bio-Plex Proヒト癌Biomarkerパネル1および2を用いて,第3の妊娠中に得られた母親の血清試料を2つのホルモンおよび36のサイトカインについて分析した。母体血清バイオマーカーと超音波所見または胎児不整脈状態の間の関係を包括的に分析した。胎児心不全は,心血管プロファイルスコア≦7と定義された。先天性心不全を有する37人の胎児のうち,心不全は,中等度の三尖弁逆流を伴う三尖弁異形成の1例で見つかった。不整脈を有する13人の胎児のうち,5人は妊娠28~33週で心不全を示した。妊娠28~33週(それぞれn=6およびn=61)で胎児心不全の有無にかかわらず,母親の血清サイトカインおよびホルモン濃度を比較した。心不全のない61人の胎児は,先天性心不全を伴う10人,不整脈を伴う6人,および45人の対照から成った。腫瘍壊死因子-α,インターロイキン-6,可溶性Fasリガンド,形質転換成長因子-α,および血管内皮成長因子-Dの母体血清濃度は,胎児が心不全を有する場合より有意に高かった(P<0.05)。一方,ヘパリン結合上皮成長因子様成長因子の母体血清濃度は,胎児が心不全を有する場合より有意に低かった(P<0.05)。多変量解析により,腫瘍壊死因子α,血管内皮成長因子D,ヘパリン結合上皮成長因子様成長因子の母体血清濃度は,胎児心不全と独立して関連していることが示された。カットオフ値は以下の通りであった。腫瘍壊死因子α,68pg/mL(感度50.0%,特異性93.4%,陽性尤度比7.6,陰性尤度比0.5);血管内皮成長因子D,1156pg/mL(感度50.0%,特異性93.4%,陽性尤度比7.6,陰性尤度比0.5);ヘパリン結合上皮成長因子様成長因子,90pg/mL(感度83.3%,特異性83.6%,陽性尤度比5.1,陰性尤度比0.2)。これらの3つのサイトカインの組合せは,100%の感度,80.3%の特異性,5.1の陽性尤度比,および0の陰性尤度比を示した。胎児心不全の非存在下では,母親の血清サイトカインとホルモンの濃度は胎児の先天性心臓欠損と対照の場合に類似していたが,母体の血清可溶性CD40リガンド濃度は胎児の不整脈においてのみ増加した。腫瘍壊死因子α,血管内皮成長因子D,ヘパリン結合上皮成長因子様成長因子の母体血清中濃度は胎児心不全と関連していた。Copyright 2019 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 妊娠 ,  子供 ,  インターロイキン6 ,  *不整脈 ,  血清 ,  *心不全 ,  多変量解析 ,  血管 ,  ヒト ,  *バイオマーカー ,  血清中濃度 ,  TNFα ,  血漿 ,  *胎児
準シソーラス用語： 特異性 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： 不整脈 ,  バイオマーカー ,  先天性心不全 ,  心不全 ,  出生前診断 ,  炎症性サイトカイン

分類 (3件)： 婦人科・産科の臨床医学一般  (GS01030W) ,  犬・猫  (FD06010P) ,  循環系の診断  (GJ02000V)

タイトルに関連する用語 (6件)： 先天性心疾患 ,  不整脈 ,  胎児 ,  胎児心不全 ,  母体 ,  バイオマーカー