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J-GLOBAL ID：201902215768350892   整理番号：19A2391753

新規食事調査票「栄養価日記(Calorie and Nutrition Diary;CAND)」の開発

A novel dietary questionnaire: The Calorie and Nutrition Diary (CAND)

著者 (8件)： 鈴木直子 (オルトメディコ) ,  馬場亜沙美 (オルトメディコ) ,  柿沼俊光 (オルトメディコ) ,  佐野友紀 (オルトメディコ) ,  田中瑞穂 (オルトメディコ) ,  大内幸子 (オルトメディコ) ,  渡辺健久 (オルトメディコ) ,  山本和雄 (オルトメディコ)
資料名： New Food Industry  (New Food Industry)
巻： 61  号： 10  ページ： 721-732  発行年： 2019年10月01日 
JST資料番号： F0354A  ISSN： 0547-0277  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 背景・目的:近年,簡便な食事調査法として料理単位による栄養評価を仕組みとした方法が開発され,その調査法は事前に料理成分値を充当し,該当する食事から栄養素を計算する仕組みとなっている。この方法では,対象者は料理名と魚や肉,豆腐のいずれかが入っていたかを記載するため,従来の秤量法にくらべ対象者の負担は軽減される。しかしながら,平成29年国民健康・栄養調査報告の一人世帯における自炊率をみると,男性は女性に比べて自炊をしない者が多く,このような対象者がいた場合に料理名を正確に記載できるか定かでなはい。そこで,本研究では料理に馴染みのない者でも感覚的に回答できる食事調査票「栄養価日記(Calorie and Nutrition Diary;CAND)」を開発し,その妥当性と信頼性を検討した。方法:CANDを用いた食事調査は,10代から80代の日本人男女を対象に実施した。調査日は調査期間のうちの任意の1日,かつ朝・昼・夕の食事を摂る日とした。対象者には食事バランスガイドを基に料理名を分類した専用の冊子を配布し,対象者はその冊子を見ながら,その日に摂取した食事内容を専用のマークシートに回答した。CANDの妥当性および信頼性は,写真記録法から得られる栄養計算結果との比較により検討した。調査した栄養素は,エネルギー,炭水化物,たんぱく質,脂質などをはじめとする48栄養素であった。結果・考察:写真記録法とCANDによる栄養計算結果を比較したところ,対象としたほとんどの項目において有意な正の相関が認められ,CANDによる食事調査に妥当性および信頼性が確認された。CANDは年代別に料理を構成する食品,および1日当たりの食事の摂取量を調査する上で利用可能な方法であることが示された。(著者抄録)

シソーラス用語： 調査 ,  料理 ,  マークカード ,  手引 ,  *記録 ,  計算 ,  栄養素 ,  写真撮影 ,  信頼度 ,  食事 ,  食習慣 ,  食事調査 ,  エネルギー摂取量 ,  *栄養アセスメント ,  度
準シソーラス用語： CAND ,  カロリー摂取量 ,  マークシート ,  *栄養価日記 ,  栄養計算 ,  *栄養評価 ,  食事バランスガイド ,  *食事記録

分類 (1件)： 食品一般  (FJ01010Y)

引用文献 (17件)：

• 特定非営利活動法人日本栄養改善学会:食事調査マニュアルはじめの一歩から実践・応用まで 3版.南山堂,2016
• 厚生労働省:平成25年国民健康・栄養調査報告.2013.
• 厚生労働省:平成26年国民健康・栄養調査報告.2014.
• 厚生労働省:平成27年国民健康・栄養調査報告.2015.
• 厚生労働省:平成28年国民健康・栄養調査報告.2016.

タイトルに関連する用語 (5件)： 食事 ,  調査票 ,  栄養価 ,  日記 ,  開発