抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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エレクトロニクス産業に代表されるように,ものづくりのアジアへのシフトが進展する中で,半導体製造装置産業においては,日米欧の寡占状態が継続しており,装置別市場では日本メーカが寡占化している分野も少なくない。本研究は,日本の製造業の競争力強化についての示唆を得ることを目的とし,半導体製造装置市場での寡占メカニズム解明に取り組んだ。種々のデータを分析した結果,市場規模が市場における競争関係に影響を与えている可能性があり,「後発者の参入障壁となる市場規模レンジの存在が,半導体製造装置産業の日米欧寡占維持に寄与している」という仮説を導出した。また,市場規模や製品単価,減価償却費,研究開発費について他の製造業と比較した結果,半導体製造装置産業の特徴(特殊性)が明らかとなり,今後,本仮説の検証を進める上での重要な知見が得られた。(著者抄録)