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J-GLOBAL ID：201902216034289463   整理番号：19A0182850

多原子アニオンの二水素結合親和性:DFT研究【JST・京大機械翻訳】

Dihydrogen Binding Affinity of Polyatomic Anions: A DFT Study

著者 (4件)： Della Therese Davis (Chemical Sciences and Technology Division, CSIR-National Institute for Interdisciplinary Science and Technology, Kerala, India) ,  Della Therese Davis (Academy of Scientific & Innovative Research (AcSIR), India) ,  Suresh Cherumuttathu H. (Chemical Sciences and Technology Division, CSIR-National Institute for Interdisciplinary Science and Technology, Kerala, India) ,  Suresh Cherumuttathu H. (Academy of Scientific & Innovative Research (AcSIR), India)
資料名： ACS Omega  (ACS Omega)
巻： 2  号： 8  ページ： 4505-4513  発行年： 2017年 
JST資料番号： W5044A  ISSN： 2470-1343  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 多原子オキソハロアニオンClO-,ClO2-,ClO3-,ClO4-,BrO-,BrO2-,BrO3-およびBrO4-の二水素結合能をM06L/6-311++G-(d,p)密度汎関数理論およびCCSD-(T)/aug-cc-pVTZ ab initio理論で研究した。アニオン(n_max)によって吸着された二水素の最大数は,最初の配位殻において17から24まで変化した。吸着されたH_2の数が1からn_maxまで変化すると,オキソクロロおよびオキソブロムアニオンは,相互作用エネルギー(E_int)に対して広い範囲,すなわち,前者に対して1.5~45.4kcal/mol,後者に対して1.4~46.0kcal/molを示した。これらの結果は,両シリーズのアニオンが非常に類似で高い親和性を示し,いくつかの二水素分子と結合することを示した。さらに,多原子アニオン中の酸素原子数の増加に伴い,配位能力の増加と二水素相互作用の強度の減少が観察された。対照的に,中性オキソハロ酸は二水素と無視できる相互作用を示した。分子解析における原子の量子論における結合臨界点(bcps)を位置決めすることにより,錯体内でのH...H2H2水素相互作用とともに陰イオンの非共有結合相互作用が確認された。全てのアニオンに対して総括したbcpの電子密度はE_intと強い線形関係を示し,錯体の安定性は錯体中の非共有結合の大きなネットワークの形成に起因することを示した。錯体形成中のアニオンによって供与された電子密度の量は,アニオン中のすべての原子の核(V_n)における分子静電ポテンシャル値からも測定される。水素取り込みはV_nの負の特性を著しく減少させ,アニオン原子(ΣΔV_n)の全てからのV_nの全変化はE_intに直接比例することが分かった。多原子アニオンは二水素結合に対して非常に高い親和性を有し,新しい水素貯蔵システムの開発に利用できる。Copyright 2019 American Chemical Society All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： *水素結合 ,  密度汎関数法 ,  *水素 ,  線形性 ,  量子論 ,  錯体 ,  相互作用 ,  水素吸蔵 ,  *親和性 ,  錯体生成 ,  電子密度 ,  *アニオン
準シソーラス用語： 非共有結合 ,  酸素原子 ,  相互作用エネルギー , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (1件)： 分子の電子構造  (BH05010Q)

タイトルに関連する用語 (5件)： アニオン ,  水素結合 ,  親和性 ,  DFT ,  研究