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J-GLOBAL ID：201902216694641654   整理番号：19A2299519

有機界面活性剤は不均一酸化に対して溶解エアロゾル成分を保護する【JST・京大機械翻訳】

Organic Surfactants Protect Dissolved Aerosol Components against Heterogeneous Oxidation

著者 (2件)： Faust Jennifer A. (Department of Chemistry, University of Toronto, ON, Canada) ,  Abbatt Jonathan P. D. (Department of Chemistry, University of Toronto, ON, Canada)
資料名： Journal of Physical Chemistry A  (Journal of Physical Chemistry A)
巻： 123  号： 10  ページ： 2114-2124  発行年： 2019年 
JST資料番号： C0334B  ISSN： 1089-5639  CODEN： JPCAFH  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 酸化的エージングは時間とともに有機エーロゾルの組成を変化させ,それによりエーロゾルの雲形成と散乱日射への影響に影響を与える。ここでは,可溶性界面活性剤被覆の有無によるモデル有機粒子の不均一光酸化を調べた。α-ピネン酸化生成物の代替物であるトリカルバルリル酸(TCA)は代表的な小さな有機溶質として機能する。ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)を,その表面特性が広く特性化されているので,代表的な可溶性界面活性剤として選択した。気相OHラジカルによる非被覆TCA粒子の不均一光酸化に対して,二次反応速度定数(k=(1.9±0.1)×10~11cm~3)および反応性取込係数(γ=3.0)を決定するために,流通反応器およびエーロゾル質量分析計を用いた。このような高い取り込み係数は酸化機構におけるラジカル連鎖反応を意味する。SDS濃度が単分子層被覆率に近づくと,SDSの不在下における速度に対してOHとTCAの反応速度は約60%減少した。これらの結果は,大気粒子上の低濃度の表面活性分子が酸化的エージングからバルク中の有機溶質を保護できることを示している。この効果は溶存汚染物質の環境寿命を延長する。Copyright 2019 American Chemical Society All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： *溶解 ,  *酸化 ,  キャラクタリゼーション ,  被覆 ,  反応速度 ,  *界面活性剤 ,  *エアロゾル ,  光酸化 ,  ヒドロキシルラジカル ,  反応速度定数 ,  可溶性 ,  ラジカル ,  脂環式炭化水素 ,  オレフィン化合物 ,  架橋化合物 ,  二環モノテルペン
準シソーラス用語： 有機溶質 ,  有機エアロゾル , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (5件)： 対流圏・成層圏の地球化学  (DD01020P) ,  その他の無触媒反応  (CB06070U) ,  エーロゾル  (CB11030Y) ,  光化学反応  (CB08020F) ,  イオンと分子の衝突・散乱  (BH07040L)

物質索引 (1件)： α-ピネン

タイトルに関連する用語 (5件)： 界面活性剤 ,  不均一 ,  酸化 ,  溶解 ,  エアロゾル