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J-GLOBAL ID：201902216941503487   整理番号：19A1122749

組織アイデンティティが早期離職の三大要因に与える影響-経営理念を用いたテキストマイニングによる実証研究-

Influence of the Organizational Identity on Three Major Factors of Early Turnover: An Empirical Research of Management Philosophy Using Text Mining

著者 (3件)： 前島誉 (日本大 大学院生産工学研究科) ,  大江秋津 (日本大 生産工) ,  柴直樹 (日本大 生産工)
資料名： 経営情報学会誌  (Journal of the Japan Society for Management Information)
巻： 27  号： 4  ページ： 287-300  発行年： 2019年03月15日 
JST資料番号： L4480A  ISSN： 0918-7324  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： アイデンティティとは,自己定義の試みであり,組織アイデンティティとは組織による自己定義の試みのことである.本研究は組織アイデンティティが早期離職の要因に与える影響のメカニズムについて,組織アイデンティティと個人アイデンティの相違を実証することにより明らかにする.対象を製造業とし,経営理念に含まれる単語をテキストマイニングでクラスターに分割し,統計分析を行った.その結果,経営理念の個体性アイデンティティ志向が,従業員と企業のアイデンティティの関係に関与し,早期離職に影響を与えることを実証した.本研究の主要な理論的貢献は2点ある.まず,組織アイデンティティの効果を実証したことである.次に,経営理念研究では数少ない公開データ利用した実証研究として,経営理念が組織行動に与える影響を実証したことである.実務的貢献は,求める組織アイデンティティに応じた経営理念を制定するための考え方を提示したことである.(著者抄録)

シソーラス用語： *属性 ,  失業 ,  統計解析 ,  *経営理念 ,  *データマイニング ,  多変量解析 ,  データ
準シソーラス用語： *アイデンティティ ,  オープンデータ ,  *テキストマイニング ,  早期離職 ,  統計分析

分類 (2件)： 経営工学一般  (KA01010C) ,  職務管理  (KA04020I)

引用文献 (34件)：

• 伊藤祐一・上迫明 「企業の求める学生像と大学が目指す学生像の比較」 『福山大学経済論集』 39号, 2015年, 1-13ページ.
• 太田聰一・玄田有史・近藤絢子 「溶けない氷河-世代効果の展望」 『日本労働研究雑誌』 569号, 2007年, 4-16ページ.
• 小田恵美子・三橋平 「経営理念と企業パフォーマンス: テキスト・マイニングを用いた実証研究」 『経営哲学』 第7巻2号, 2010年, 22-37ページ.
• 加護野忠男・角田隆太郎・山田幸三 『リストラクチャリングと組織文化』 白桃書房, 1993年.
• 黒澤昌子・玄田有史 「学校から職場へ-『七・五・三』転職の背景」 『日本労働研究雑誌』 490号, 2001年, 4-18ページ.

タイトルに関連する用語 (8件)： 組織 ,  アイデンティティ ,  早期離職 ,  要因 ,  経営理念 ,  テキストマイニング ,  実証 ,  研究