抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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・道路構造物の老朽化による変状の顕在化などの課題に対して,2014年4月より,点検,診断,措置,記録からなる本格的なメンテナンスサイクルが始動。
・道路トンネルにおいても,2014年度から「道路トンネル定期点検要領」(2014年6月)にもとづいて,5年に1度,近接目視を基本とする定期点検を実施。
・国土交通省国土技術政策総合研究所では,定期点検結果のデータを分析し,今後の点検の合理化を検討。
・本稿では,既設道路トンネルの現状,定期点検の結果の概要,国管理の道路トンネルの定期点検データの分析結果について報告。
・定期点検の対象となる道路トンネルは,全国に約1万700本(総延長約4600km)存在し,管理者別では,都道府県。政令指定都市などが48%,市町村が20%,高速道路会社が18%,国が14%。
・全国の道路トンネルの定期点検の進捗率は71%で,ほぼ計画通りの点検を実施。
・2014年から行われてきた定期点検は,一巡目の点検が完了してことから,全トンネルの点検結果のデータを用いて,さらに変状の特性などについて詳細な分析を行う予定で,今後も多角的な観点から分析を続行。