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J-GLOBAL ID:201902217396046709   整理番号:19A0791414

高Na/H交換体1(SLC9A1)は神経膠腫における腫瘍形成と予後のマーカーとして出現する【JST・京大機械翻訳】

Elevated Na/H exchanger 1 ( SLC9A1 ) emerges as a marker for tumorigenesis and prognosis in gliomas
著者 (21件):
資料名:
巻: 37  号:ページ: 255  発行年: 2018年 
JST資料番号: U7514A  ISSN: 1756-9966  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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ヒトにおけるSLC9A1遺伝子(SoLute Carrierファミリー9A1)によりコードされるナトリウム/水素交換体1(NHE1)は,グリオーマにおけるアルカリ性細胞内pH(pHi)とWarburg効果を維持する主要なH+排出機構である。しかしながら,今日まで,癌治療におけるNHE1蛋白質の薬理学的阻害を探索する臨床研究はない。本研究では,神経膠腫におけるNHE1発現と神経膠腫臨床転帰との関係を検討した。本研究では,698個の神経膠腫mRNAseqデータを有する,325個のグリオーマ試料と癌ゲノム地図(TCGA)のトランスクリプトーム配列データを含む中国の神経膠腫ゲノム地図(CGGA)データセットを分析した。C57BL/6JマウスにおけるマウスSB28およびGL26頭蓋内同系神経膠腫モデルを確立し,NHE1発現およびその阻害剤HOE642によるNHE1蛋白質阻害の腫瘍形成および抗PD1治療に対する影響を検討した。腫瘍血管新生,免疫原性および進行を免疫蛍光染色およびフローサイトメトリープロファイリングにより評価した。2つのデータセット,CGGAおよびTCGAにおけるSLC9A1 mRNA発現の分析は,より高いグレードの神経膠腫において有意に高いSLC9A1 mRNAレベルを明らかにした。SLC9A1 mRNA発現は,特にイソクエン酸デヒドロゲナーゼ(IDH)1/2野生型グリア芽細胞腫(GBM)および間充織グリオーマサブタイプに富んでいた。悪化した生存確率は,神経膠腫におけるSLC9A1 mRNAレベルの上昇と相関していた。基礎となる機構は,血管新生の促進と細胞外マトリックスリモデリングを含む。SLC9A1 mRNA発現の増加は,腫瘍関連マクロファージ蓄積とも関連していた。NHE1阻害剤HOE642は,グリオーマ容積,浸潤を減少させ,マウス神経膠腫モデルにおける全体的生存を延長した。NHE1蛋白質の遮断は,CD8 T細胞蓄積の活性化,インターフェロン-γ(Ifng)の発現の増加,および抗PD-1治療への感作動物を介して免疫原性腫瘍微小環境を刺激した。著者らの知見は,NHE1蛋白質がグリオーマにおける腫瘍形成と予後のマーカーとして出現することを強く示唆する。NHE1蛋白質の遮断は,アジュバント抗癌療法のための新しい戦略である。Copyright 2019 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (1件):
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腫ようの化学・生化学・病理学 
引用文献 (60件):

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