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J-GLOBAL ID：201902217457732593   整理番号：19A0615183

ガムラン音板の固有振動特性に及ぼす形状の影響

Influence of the Shape of Sound Bars for Gamelan on Their Natural Vibration Characteristics

著者 (3件)： 中川一人 (日本大学生産工学部) ,  竹島正博 (日本大学生産工学部) ,  塩川博義 (日本大学生産工学部)
資料名： 設計工学(Web)  (Journal of Japan Society for Design Engineering (Web))
巻： 54  号： 2  ページ： 99-110(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： U0886A  ISSN： 2188-9023  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： バリ島産の青銅で作製された打楽器であるガムランを用いて,その形状やサイズなどを変えることで様々な音を演奏できる。これらの楽器の中で,ガンサと呼ばれる鍵盤打楽器は,音板の形状を変えることで目的の音を創生できるが,形状パラメータは音に及ぼす影響を考慮していない。本研究では,音板で放射される音がその固有振動特性に起因すると考え,それ故に音板の形状と基本周波数との関係を検討した。さらに,その結果に基づいて,目的の音を創生する音板を設計し,作製した。本研究は,音板の基本振動数に及ぼす断面形状の影響が強いことを示し,それ故に他の鍵盤打楽器では見られない特性を示した。さらに,両端自由梁と1次モードに対する基本周波数を仮定することにより,目的の音から音板を設計できた。形状特性として,台形断面形状は,限られた重量で周波数の改善に寄与する優れたバランスをもたらし,その曲率は基本周波数におよぼす影響が最小であることを確認した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 音楽 ,  *振動板 ,  固有振動 ,  *形状効果 ,  楽器 ,  音響設計 ,  基本振動数 ,  倍音 ,  固有振動数 ,  形状測定 ,  音響測定 ,  音響分析 ,  形態 ,  反り ,  梁
準シソーラス用語： *ガムラン ,  鍵盤打楽器 ,  音板設計 ,  基音 ,  密度測定 ,  断面形状 ,  両端自由梁

著者キーワード (12件)： 音響解析 ,  設計 ,  キーボード衝撃装置 ,  機械的性質 ,  鋳造 ,  鍛造 ,  音響解析 ,  設計 ,  キーボード衝撃装置 ,  機械的性質 ,  鋳造 ,  鍛造

分類 (2件)： 楽器音響  (BB03070Y) ,  振動の励起・発生・測定  (BB02030Z)

引用文献 (8件)：

• 1) 鈴木良枝:バリのガムランにおける音楽様式の研究,沖縄県立美術大学音楽学研究誌,10, (2009), 17.
• 2) Bork, I.:Practical tuning of xylophone bars and resonators, Applied Acoustics, 46, (1995), 103.
• 3) N. H. フレッチャー,T. D. ロッシング:楽器の物理学,丸善出版,(2012), 623.
• 4) 豊谷純,塩川博義:有限要素法による青銅製ガムラン用鍵盤の3次元固有値解析,日本音響学会2012年秋季研究発表会講演論文集,日本音響学会,(2012), 897.
• 5) 杉山昌子:バリのガムラン製作に見る音作りのプロセス,沖縄県立美術大学音楽学研究誌,10, (2009), 29.

タイトルに関連する用語 (2件)： 固有 ,  振動特性