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J-GLOBAL ID:201902218146679140   整理番号:19A2084157

泥岩中に分散する有機物質の天然及び実験での構造的進化:西南日本,四万十付加コンプレックス

Natural and experimental structural evolution of dispersed organic matter in mudstones: The Shimanto accretionary complex, southwest Japan
著者 (3件):
資料名:
巻: 28  号:ページ: e12318  発行年: 2019年 
JST資料番号: U0525A  ISSN: 1440-1738  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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南西日本,四万十付加コンプレックス中に分散する有機物質(OM)の熱熟成により誘起された構造的変化を,顕微フーリエ変換赤外分光法と顕微ラマン分光法を用いて調べた。天然の分散したOMは,D1-及びG-バンドのFWHM値,ラマンバンド分離(RBS),及び続成帯からアンキ変成帯(IC値:0.75-0.30)までのD1-及びG-バンドの強度比(ID1/IG比)から推定される系統的な構造的変化を示す。赤外スペクトルは,温度が上昇すると,脂肪族のCHx,芳香族のCHx,及び酸素保有構造が失われる事を示している。これらの変化は,アウトオブシーケンススラストによって区切られた熱構造内の不連続性と一致する。動的熱分解実験は,合成したOMのID1/IG比が熱処理時間とべき乗則関係を有することを示した。温度依存性の動力学モデルをID1/IG比を用いて適合させ,アレニウス式を用いて106±17kJ/molの有効活性化エネルギーを推定した。べき乗則速度とAvramiモデルにより推定した活性化エネルギーは0.93の最小二乗相関係数を有し,炭化作用の温度依存性を示している。推定した有効活性化エネルギーは,熱分解時の石炭,リグニン,セルロース及びヘミセルロースのそれと一致した。一方,OMのRBSとD1-及びG-バンドFWHM値は,加熱温度および時間の増加とともにより複雑な変化を示し,熱分解実験中の速度パラメータを制約することは困難である。著者らのデータは,ID1/IG比が単純な熱活性化過程によって制御され,一方,RBSとD1-及びG-バンドFWHM値は,温度と同様に,静水圧,流体活性,水素指数,及び母岩の岩質によって影響されうることを示した。泥岩中の分散したOMの構造進化は,自然と無水の閉じた実験系との間で異なる。顕微ラマン分光法に基づく天然の炭化作用は,熱熟成の限定的指標,特に続成帯における分散したOMに対して適用されるべきである。Copyright 2019 Wiley Publishing Japan K.K. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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岩石成因論 

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