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J-GLOBAL ID:201902218465959645   整理番号:19A1172438

がん/精密医療:ゲノムとトランスクリプトームのプロファイリングはがんの精密医療を拡大する:WINTHER試験

Genomic and transcriptomic profiling expands precision cancer medicine: the WINTHER trial
著者 (29件):
資料名:
巻: 25  号:ページ: 751-758  発行年: 2019年05月 
JST資料番号: W0636A  ISSN: 1078-8956  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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精密医療(precision medicine)はDNAの異常に注目するが,全ての腫瘍に扱いやすいゲノム変異が見つかるわけではない。WINTHER試験(NCT01856296)では,新鮮な生検試料から得られたDNA塩基配列解読結果(A群,236種の遺伝子パネル),あるいはRNA発現状態(B群,腫瘍と正常組織の比較)に基づいて,患者に対する治療法を指示した。5か国の研究者で構成された臨床管理委員会が,ゲノムのマッチングを優先して治療法を推奨し,それらの中から医師が治療法を決定した。マッチングスコアは,個々の患者が以前に投与された薬剤を参照してpost-hocに計算された。DNAについては,マッチした変異の数を合計の変異数で割った値,RNAについては,発現にマッチした薬剤ランクが用いられた。全体で303人の患者で同意が得られ,そのうち107人(35%;A群に69人,B群に38人)で治療評価が可能だった。被験者の前治療歴の中央値は3であり,大腸がん,頭頸部がん,肺がんの診断が最も多かった。107人の患者のうち,6か月以上安定(SD)で,完全または部分奏効が見られた割合は26.2%だった[A群で23.2%,B群で31.6%(P=0.37)]。無増悪生存期間について,以前の治療に対するWINTHERの比が1.5を超えた患者の割合は22.4%で,これは事前設定したプライマリーエンドポイントに達していない。少ない前治療歴,より良いパフォーマンスステータス,および高いマッチングスコアが,より長い無増悪生存期間と相関していた(多変量解析でいずれもP<0.05)。我々の研究は,ゲノムプロファイリングとトランスクリプトームプロファイリングが共に,治療法の推奨と患者の転帰改善に役立ち,がんの個別化治療を発展させることを示している。Copyright Nature Japan KK 2019
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分類 (1件):
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腫ようの化学・生化学・病理学 

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