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J-GLOBAL ID：201902218626331749   整理番号：19A0774303

S₁+G型の引張あて材木部繊維におけるリグニンと非セルロース性多糖類,AGPの分布

著者 (6件)： 吉永新 (京大 農) ,  粟野達也 (京大 農) ,  幸田圭一 (北大 農) ,  玉井裕 (北大 農) ,  浦木康光 (北大 農) ,  高部圭司 (京大 農)
資料名： 日本木材学会大会研究発表要旨集(完全版)(CD-ROM)  (日本木材学会大会研究発表要旨集(CD-ROM))
巻： 69th  ページ： ROMBUNNO.A15-P-02  発行年： 2019年03月04日 
JST資料番号： L1221B  ISSN： 1349-0532  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 前報では,S₁+G型のG繊維を持つ数種の広葉樹引張あて材を用いて,G層にリグニンとキシランが不均一に分布することを明らかにした。本研究では,モノクローナル抗体を用いた免疫標識法により,同じ樹種のG層におけるリグニン中の8-5’型,8-8’型,8-O-4’型構造の分布と,キシラン以外の非セルロース性多糖類とアラビノガラクタンプロテイン(AGP)の分布を調べた。その結果,8-5’型に反応する抗体の標識はG層にはほとんど見られなかった。8-8’型構造に反応する抗体の標識はG層全体にごくわずかに観察された。一方,8-O-4’型構造に反応する抗体の標識はG層全体に見られた。このことは,G層に8-8’型及び8-O-4’型結合で結合したリグニンがごく微量に存在する可能性を示唆している。抗糖鎖モノクローナル抗体による標識の結果,G層の外側部分にAGPとラムノガラクツロナンIが存在する可能性が示唆された。(著者抄録)

シソーラス用語： *木材 ,  *木部繊維 ,  *リグニン ,  キシラン ,  *植物タンパク質 ,  *多糖類 ,  *広葉樹材 ,  生体内蓄積 ,  生体内分布 ,  ペクチン ,  標識抗体法 ,  *引張あて材 ,  *アラビノガラクタン蛋白質 ,  ラムノガラクツロナン ,  バイオアッセイ

分類 (2件)： 植物の生化学  (EH01050J) ,  木材化学  (FF05040V)

タイトルに関連する用語 (6件)： 引張あて材 ,  木部繊維 ,  リグニン ,  セルロース ,  多糖類 ,  分布