抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
7000系アルミニウム合金の強度特性と延性を両立させ,ハンドルに必要とされる要求機能を得るために最適化した工程と生産技術を開発することで,軽量かつ操作性に優れるアルミニウム製テーパーハンドルを実現した。モーターサイクルにおけるハンドルの役割は,路面の状態を感知したり,ライダーの操舵意思を車両に伝えたりすることであり,ハンドルは操縦安定性に影響を与える部品のひとつである。製法は,鋼管を曲げるのが一般的だが,最近では,アルミニウム管を使用し,かつ断面形状を変えるハンドルを採用する機種もみられ,ハンドル軽量化のニーズは強い。本報では,軽量かつ高剛性,さらに外観の美しさで定評のあるアルミニウム製テーパーハンドルに着目し,二輪車,特にオフロードモデルやコンペティションモデルの使用環境に耐えるハンドルをさらに軽量化した事例を紹介する。このようにして開発したアルミニウム製テーパーハンドルは従来品(644g)よりも約100g軽量化し,2018年より当社を代表するコンペティションモデルであるYZ450Fに採用されている。(著者抄録)