抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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診断と治療の両方における予防技術,スクリーニング,および新しい技術の進歩にもかかわらず,肝細胞癌(HCC)の発生率と死亡率は上昇し続けている。HCCに対する最良の治療結果を得るためには,早期診断が重要である。本研究では,慢性B型肝炎および慢性B型肝炎+D誘発肝硬変患者におけるHCC発生の予測において,近年,肝線維症を予測するために典型的に使用されている非侵襲性線維症マーカーの精度を検討した。2004年~2018年の間に,慢性肝疾患患者1216名を遡及的にレビューし,B型肝炎およびB型肝炎+Dウイルス関連肝硬変患者331名(27%)を本研究に登録した。患者をHCC診断(HCCと非HCC群)に基づいて2つの群に分割した。11の非侵襲性線維症マーカーを群で評価した。これらのマーカーは,HCCの予測における各Child-Pughスコアのために,3つのα-フェトプロテイン(AFP)ベースのモデル(PAPAS指数,Fibro-α,およびBRCスコア)および8つの非AFPベースのモデル(Lok指数,FIB-4,Fibro-Oインデックス,APRI,Kingスコア,Fornsインデックス,Bonaciniスコア,およびHUIモデル)を含んだ。AFPベースのモデルはHCC群患者においてより高く,統計的に有意な結果がHCC予測のための各Child-Pughスコア群においてこれらの方法で検出された(P<0.05)。非AFPベース法は,各Child-Pughスコア群において異なる矛盾した結果を示した。これらの容易に適用される線維症マーカー,特にAFPベースのモデルは,B型肝炎およびB型肝炎+D肝硬変患者におけるHCC発生を予測するための効果的で,単純で,低コストな方法を提供する可能性がある。Copyright 2019 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】