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J-GLOBAL ID:201902219761417703   整理番号:19A0780253

酸化ストレスはヒト気道上皮細胞におけるIL-33の発現を増強する【JST・京大機械翻訳】

Oxidative stress enhances the expression of IL-33 in human airway epithelial cells
著者 (13件):
資料名:
巻: 19  号:ページ: 52  発行年: 2018年 
JST資料番号: U7545A  ISSN: 1465-993X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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インターロイキン-33(IL-33)はIL-1ファミリーに属するサイトカインであり,COPDの病態生理とウイルス誘導増悪に関与する可能性が示されている。IL-33はCOPD患者の気道上皮細胞において増加することが示されているが,気道上皮細胞におけるIL-33発現の調節機構はほとんど知られていない。本研究では,COPDの病因に関与する酸化ストレスが気道上皮細胞におけるIL-33の発現に影響を及ぼすかどうかを調べ,ウイルス感染時の効果を評価した。IL-33の発現における酸化ストレスの関与とそのシグナル経路を,NCI-H292細胞および初代ヒト気管支上皮細胞(HBECs)におけるウイルス感染を模倣するdsRNAの合成類似体であるポリイノシン-ポリシチジル酸[ポリ(I:C)]による刺激の有無にかかわらず,過酸化水素(H2O2)による刺激後に調べた。さらに,IL-33の発現における抗酸化剤,N-アセチルシステイン(NAC)の効果を健常者とCOPD患者からのHBECsの間で比較した。H2O2処理はNCI-H292細胞におけるIL-33発現を有意に増強し,増強はNAC処理により逆転した。核因子カッパB阻害剤ではなく,マイトジェン活性化蛋白質キナーゼ(MAPK)阻害剤もH2O2増強IL-33発現を有意に低下させた。加えて,H_2O_2はポリ(I:C)またはライノウイルス刺激IL-33発現を有意に増強した。健常者からのHBECにおいて,H2O2-増強IL-33発現とNACによるその逆転も確認された。H_2O_2刺激なしの条件下で,NACによる治療は,COPD患者からのHBECsにおけるIL-33の発現を有意に減少させたが,健常者からのそれらにおいてはそうではなかった。これらの結果は,酸化ストレスがMAPKシグナル経路を介して気道上皮細胞におけるIL-33の発現に関与し,ウイルス感染時にIL-33発現を増強することを示す。この機構は,COPDにおける気道上皮細胞におけるIL-33発現の調節およびウイルス誘導増悪に関与している可能性がある。この経路の調節は,COPDのウイルス誘導増悪の治療標的になる可能性がある。Copyright 2019 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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