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J-GLOBAL ID:201902219811444632   整理番号:19A1701942

日本の亜熱帯琉球諸島における渓流性生息地への適応に関連したScutellaria rubropunctata(シソ科)における発芽特性の分化

Differentiation of germination characteristics in Scutellaria rubropunctata (Lamiaceae) associated with adaptation to rheophytic habitats in the subtropical Ryukyu Islands of Japan
著者 (6件):
資料名:
巻: 132  号:ページ: 359-368  発行年: 2019年05月 
JST資料番号: G0618A  ISSN: 0918-9440  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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日本の亜熱帯琉球諸島に固有の多年生のタツナミソウである,条件的渓流性植物Scutellaria rubropunctataの種子発芽特性を,15°C,20°C,25°C,および30°Cで調べた。S.rubropunctataの渓流性植物型は比較的,発芽時間が同じで,調べた全ての温度下で高い発芽率に達した。この特性により,温度によって影響されることなく迅速に確立が可能になり,上昇する水により種子が流されるのを防ぐことで,渓流性生息場所における生存優位性が付与される。対照的に,陸生型S.rubropunctataの最終発芽率,ならびに同属種S.indicaのそれは,15°Cで最も高く,30°Cで劇的に減少した。高温で発芽しないこれら両方の植物の種子は,温度を15°Cに変化した直後に発芽したことから,発芽抑制は,最適温度への移動後に放出された強制休眠の状態であることが示された。これらの特性は,変動環境における擾乱のリスクを低減すると考えられる非同期発芽を示唆する。著者らの研究は,初めて,渓流性生息場所への適応に関連する,種子発芽特性の分化を示したかもしれない。渓流性植物は強い選択的圧力下でそのような厳しい環境に生息するため,種子発芽特性の適応的な分化は多くの他の渓流性植物において起こる可能性がある。Copyright 2019 The Botanical Society of Japan and Springer Japan KK, part of Springer Nature Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
植物に対する影響  ,  発生,成長,分化 

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