抄録/ポイント：
抄録/ポイント
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本論の目的は,インドネシア,スラバヤにおける rumah susun ( Rusun ) (アパートかフラット)の空間形成をRusunの新しいモデルのための共用空間に焦点を当て評価することである。本論は,18m~2(3m×6m)に非常に限られている住宅ユニットと共用生活空間をどのように利用するかを明らかにした。居住ユニットは空間分割的かつ増築パターンの観点からいくつかのグループに分類できる。厨房(dapur)と入浴空間(Kamar Mandi)は私的住宅ユニットに設置される傾向があるが,共用空間は居住空間の狭さを補ってさまざまにに使用される。野外調査によって得られたデータ分析に基づいて,著者らは,rumah susunのリノベーションと将来設計のためのガイドラインを提案することを目的とした。KIP(Kampung改良プログラム)は,kungの環境改善と住民の活性化に成功した結果,高く評価されている。一方,公共住宅は必ずしも効果的な成功を得ていない。1980年代末に,Rusunプロジェクトと呼ばれる新しい戦略が始まった。14のRusunは2017年までSurabayaで建設された。J.Silasが率いるITSグループによって設計されたRussun DupakとRussun Somboは,共用空間を最大にする非常にユニークな例である。本論が明らかにする主なポイントは以下の通りである。著者らの野外研究は,住民のプロファイルを明らかにし,その多くは依然として低所得グループに属している。空間分割と住宅ユニットの増築はいくつかのパターンに分類される。:増築のない原住宅ユニット(Prototype A)。住宅ユニットの一部を利用する世帯。興味ある事実は,世帯の14%が住宅ユニット(≒9m~2)の一部に住んでいるが,住宅ユニットの面積は3m×6m=18m~2に限られていることである。A:世帯の15.1%は,増築なしで住宅ユニットを使用している。住宅ユニットは,Ruang Tamu(リビング)とKamar tidur(ベッドルーム)の2つに分割される。世帯の75.6%であるOとAを除くすべての世帯は,住宅ユニットに空間を追加する。家庭のOとO+,AとA+があり,それらはベランダかメザニン(O+)に部屋を加えている。B:住宅ユニットにドパール(厨房)を追加する世帯。世帯の66.2%にはそれら自身のdurがある。世帯は自分自身のdapurを持つ傾向がある。共用空間における厨房空間は一般的に収納として使用される。C:Kamar Mandi(浴室)を住宅ユニット追加した21.0%の世帯は,住宅ユニットにKamar Mandiを設置している。D:dapurとKamar Mandiを住宅ユニットに追加した世帯。共用空間は,調理,洗濯などのために様々に使用されており,家具や商品から判断されている。著者らは,住宅ユニットが非常に小さいので,例えばベッド,勉強机,靴箱,食器棚,および自転車などが住宅ユニットから溢れた多くの家財を見つけた。それは,上階およびより大きなフロアに溢れた家財がより多い傾向にある。一方,共用空間は,フロアでの共有暮らしのための共同生活としてよく機能する。店舗は共用空間でオープンするために使用された。本論文では,Russunの新しいモデルに対して考慮されるべきいくつかの点を示した。例えば,居住ユニットの狭さを克服する方法,増築とリフォームを受け入れるための空間形成方法,キッチンとトイレ-バスルームのパーソナリゼーションのニーズを処理する方法,共用空間などを設計する方法,等について述べた。(翻訳著者抄録)
