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J-GLOBAL ID：201902219925821769   整理番号：19A0846068

量子ビームの協奏的利用による先端研究 放射光・中性子・ミュオン相補利用によるマルチフェロイック物質の磁性と強誘電性の研究

Magnetism and ferroelectricity in multiferroic materials studied by a complementary use of synchrotron X-ray, neutron and muon

著者 (4件)： 木村宏之 (東北大 多元物質科研) ,  木村宏之 (東北大 大学院理学研究科) ,  石井祐太 (東北大 多元物質科研) ,  石井祐太 (東北大 大学院理学研究科)
資料名： 放射光  (日本放射光学会誌)
巻： 32  号： 2  ページ： 37-43  発行年： 2019年03月31日 
JST資料番号： L0956A  ISSN： 0914-9287  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 我々はこれまで,放射光・中性子・ミュオン等の量子ビームを用いた回折・散乱実験を相補利用し,反強磁性と強誘電性が結合したマルチフェロイック物質の構造物性研究を行ってきた。中性子回折実験により,特定の磁気構造が生み出す強誘電性の微視的起源を明らかにした。また,放射光共鳴X線散乱による元素選択的な実験により,酸素サイトに磁気モーメントが誘起されることを見出した。更に酸素サイトに敏感なミュオンを用いることで,サイト近傍の局所磁性の検出に成功した。(著者抄録)

シソーラス用語： *材料 ,  物理的性質 ,  *中性子回折 ,  磁気構造 ,  *X線散乱 ,  *X線回折 ,  磁気モーメント ,  *マンガン酸塩 ,  ビスマス化合物 ,  イットリウム化合物 ,  サマリウム化合物 ,  ガドリニウム化合物 ,  *μSR ,  強磁性 ,  強誘電性 ,  ビーム ,  シンクロトロン放射
準シソーラス用語： *マルチフェロイック物質 ,  構造物性 ,  *放射光X線回折 ,  マンガン酸ビスマス ,  マンガン酸イットリウム ,  マンガン酸サマリウム ,  マンガン酸ガドリニウム ,  量子ビーム

分類 (2件)： 酸化物結晶の磁性  (BM06050E) ,  強誘電体,反強誘電体,強弾性  (BM05030B)

引用文献 (17件)：

• N. Hur, S. Park, P. A. Sharma, J. Ahn, S. Guha and S.-W. Cheong: Nature 429, 392 (2004).
• M. Fukunaga, Y. Sakamoto, H. Kimura, Y. Noda, N. Abe, K. Taniguchi, T. Arima, S. Wakimoto, M. Takeda, K. Kakurai and K. Kohn: Phys. Rev. Lett. 103, 077204(2009).
• 近桂一郎,籠宮功:日本結晶学会誌 41, 342(1999). 及びその参考文献参照.
• H. Kimura, S. Kobayashi, Y. Fukuda, T. Osawa, Y. Kamada, Y. Noda, I. Kagomiya and K. Kohn: J. Phys. Soc. Jpn. 76, 074706(2007).
• J. B. Goodenough: Phys. Rev. 100, 564 (1955); J. Kanamori: J. Phys. Chem. Solids 10, 87(1959).

タイトルに関連する用語 (7件)： 量子ビーム ,  研究 ,  放射光 ,  中性子 ,  マルチフェロイック物質 ,  磁性 ,  強誘電性