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J-GLOBAL ID：201902220329916908   整理番号：19A1388501

高温は大腸菌における細胞間プラスミド形質転換を促進する【JST・京大機械翻訳】

High temperatures promote cell-to-cell plasmid transformation in Escherichia coli

著者 (3件)： Hashimoto Mayuko (Graduate School of Humanities and Sciences, Nara Women’s University, 630-8506, Kitauoya-nishimachi, Nara, Japan) ,  Hasegawa Haruka (Graduate School of Humanities and Sciences, Nara Women’s University, 630-8506, Kitauoya-nishimachi, Nara, Japan) ,  Maeda Sumio (Graduate School of Humanities and Sciences, Nara Women’s University, 630-8506, Kitauoya-nishimachi, Nara, Japan)
資料名： Biochemical and Biophysical Research Communications  (Biochemical and Biophysical Research Communications)
巻： 515  号： 1  ページ： 196-200  発行年： 2019年 
JST資料番号： B0118A  ISSN： 0006-291X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 細菌は遺伝的特性を連続的に変化させ,水平遺伝子導入により変化する環境に適応する。水平遺伝子移動の3つの従来の機構は良く知られているが,これらの機構の新しい変化も記述されている。著者らは以前に,「細胞から細胞への形質転換」と呼ばれる非接合性プラスミドのDNアーゼ感受性細胞から細胞への移動が,共培養における2つの大腸菌株の細胞間で起こることを報告した。本研究では,細胞から細胞への形質転換のメカニズムをさらに研究するために,細胞から細胞への形質転換のための新しい実験システムを構築した。このシステムを用いることにより,約41°C~45°Cの高温が細胞から細胞へのプラスミド変換を有意に促進することを見出した。この移動は液体培養におけるよりも固体-空気バイオフィルムにおいて非常に頻繁であり,生物膜環境の重要性を示唆した。プラスミド移動頻度は,最適株-プラスミド組合せと試験条件下で10~7/細胞以上に達した。形質転換体からのDNアーゼ感受性試験とプラスミド分離は,形質転換による完全長プラスミドの水平移動を確認した。等価培養条件下で類似株とプラスミドを用いた比較自然形質転換実験は,細胞から細胞への形質転換が自然形質転換よりも約10~3倍多く起こり,細胞から細胞への形質転換機構の特異性と有効性を示すことを明らかにした。約41°C~45°Cの温度が鳥類腸において一般的であり,いくつかの他の環境状況下で,ここで示された現象はそのような場所において効率的に発生することができる。著者らの知る限りでは,これは大腸菌における細胞から細胞へのプラスミド形質転換に対する高温の増強効果を示す最初の研究である。Copyright 2019 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： *プラスミド ,  生物膜 ,  感受性 ,  培養条件 ,  *大腸菌 ,  遺伝 ,  共培養 ,  *形質転換 ,  DNアーゼ ,  感受性試験 ,  有効性 ,  *高温 ,  細菌
準シソーラス用語： 特異性 ,  遺伝子水平移動 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (4件)： 大腸菌 ,  水平遺伝子導入 ,  変換 ,  温度

分類 (2件)： 遺伝子操作  (EC02050B) ,  分子遺伝学一般  (EC02010J)

タイトルに関連する用語 (4件)： 大腸菌 ,  プラスミド ,  形質転換 ,  促進