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J-GLOBAL ID：201902220363055668   整理番号：19A1861685

通路交差点の死角から出現する人に対する精神的負担を低減するための出隅形状の検討

CORNER SHAPES FOR DECREASING PSYCHOLOGICAL STRESS BY PEDESTRIAN APPROACHING FROM BLIND SPOT OF INTERSECTION

著者 (3件)： 小林航 (千葉大学大学院融合理工学府創成工学科建築学コース) ,  馬淵大宇 (岡山理科大学工学部建築学科) ,  吉岡陽介 (千葉大学工学研究院)
資料名： 日本建築学会技術報告集(Web)  (AIJ Journal of Technology and Design (Web))
巻： 25  号： 60  ページ： 845-850(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： U1713A  ISSN： 1881-8188  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本論文では,電気皮膚活動測定法と仮想現実技術を用いた実験により,交差点から現れる歩行者の精神的ストレスを軽減するために交差点の出隅を切り取るための有効な最小寸法を調査した。15名の大学生がこの実験に参加した。1つの結果は,交差点の出隅に1,000mm以上の切り取りを適用することで,横断歩行者の精神的ストレスを軽減できることである。もう1つの結果は,2,000mmを超える切り取りを適用することにより,精神的ストレスをより大幅に軽減できることである。これらの結果によると,交差点の約1,000mmの出隅を切り取ると,安全な通路の設計に一定の効果が得られることが示唆された。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 連絡通路 ,  *交差点 ,  切取り ,  *隅角部 ,  バーチャルリアリティ ,  情動ストレス ,  大学生 ,  横断歩道 ,  歩行者 ,  精神医学的検査 ,  電気生理 ,  皮膚反応 ,  実験 ,  安全性 ,  活動電位
準シソーラス用語： *死角 ,  仮想現実 ,  電気皮膚反応 ,  皮膚電気活動

著者キーワード (8件)： - ,  - ,  - ,  - ,  - ,  - ,  - ,  -

分類 (1件)： 道路計画・調査,道路の構造  (RC08020X)

引用文献 (10件)：

• 1) 仙田満, 矢田努, 冨田昌志, 原博: 歩行線形による通路空間の形状に関する研究 小学校廊下の実態調査および実物大模型による歩行実験にもとづく曲がり角隅切処理の提案, 日本建築学会計画系論文集, Vol.59, No.455, pp.109-118, 1994.
• 2) 小野英哲, 工藤瑠美:歩行性, 視認性, 走行性からみた隅切りに関する研究, 日本建築学会構造系論文集, Vol.70,No.597, pp.25-31, 2005.
• 3) 知花弘吉, 梶本豊世, 窪田真哉: 交差点付近における歩行者による自転車の視認距離, 日本建築学会計画系論文集, Vol.67, No.558, pp.145-150, 2002.
• 4) 宮田洋, 藤澤清, 柿木昇治, 山崎勝男:新生理心理学 一巻 生理心理学の基礎, 北大路書房, 1998.
• 5) 宮田洋, 柿木昇治, 山崎勝男, 藤澤清:新生理心理学 二巻 生理心理学の応用分野, 北大路書房, 1997.

タイトルに関連する用語 (5件)： 通路 ,  交差点 ,  死角 ,  人 ,  負担