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J-GLOBAL ID：201902220461693579   整理番号：19A1884362

液体水中における分子内陽子-陽子ベクトルの回転拡散伝搬関数 分子動力学研究【JST・京大機械翻訳】

Rotational-Diffusion Propagator of the Intramolecular Proton-Proton Vector in Liquid Water: A Molecular Dynamics Study

著者 (4件)： Madhavi W. A. Monika (School of Chemistry, Physics and Mechanical Engineering, Queensland University of Technology (QUT), Qld, Australia) ,  Madhavi W. A. Monika (Department of Physics, University of Colombo) ,  Weerasinghe Samantha (Department of Chemistry, University of Colombo) ,  Momot Konstantin I. (School of Chemistry, Physics and Mechanical Engineering, Queensland University of Technology (QUT), Qld, Australia)
資料名： Journal of Physical Chemistry B  (Journal of Physical Chemistry B)
巻： 121  号： 48  ページ： 10893-10905  発行年： 2017年 
JST資料番号： W0921A  ISSN： 1520-6106  CODEN： JPCBFK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 水分子の回転運動は,液体水と多くの生物学的組織のNMRスピン緩和特性の決定において支配的な役割を果たす。NMRスピン緩和の伝統的理論は,水分子の再配向動力学が単一回転拡散係数をもつ連続時間回転拡散ランダムウォークによって記述されるという仮定を主に用いる。しかし,最近の実験的および理論的研究は,水再配向が連続時間回転-拡散過程に重ね合わせられた大きな離散的角度ジャンプによって起こることを実証した。分子動力学(MD)シミュレーションを用いて298Kにおける液体水中の水分子のプロトン-プロトン(H-H)ベクトルの回転拡散伝搬関数を調べた。MDシミュレーション再配向軌道の解析は,分子内H-Hベクトルの再配向が2つの機構の組合せを通して起こることを明らかにした。すなわち,回転拡散は適切で,離散的な大角度ジャンプである。実験的に,液体水中の分子内H-Hベクトルの回転拡散伝搬子を多重回転拡散係数により記述できることを実証した。二つの回転拡散係数をもつモデルは,室温または生理的温度(ピコ秒からナノ秒)付近のNMRスピン緩和に関連する時間スケールに対するMDシミュレーション伝搬子の妥当な(不完全)適合を与えることが分かった。298Kでの伝搬関数解析から決定した二つの回転拡散係数の見掛け値を報告し,それらの物理的意味を論じた。Copyright 2019 American Chemical Society All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： *ベクトル ,  NMR【磁気共鳴】 ,  *陽子 ,  拡散係数 ,  *分子動力学 ,  ナノ秒 ,  再配向 ,  ピコ秒 ,  多重化 ,  水分子 ,  *伝搬関数 ,  連続時間系 ,  *回転拡散 ,  シミュレーション
準シソーラス用語： スピン緩和 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (1件)： 溶液論一般  (CB05010Z)

タイトルに関連する用語 (7件)： 液体水 ,  陽子 ,  ベクトル ,  回転拡散 ,  伝搬関数 ,  分子動力学 ,  研究