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J-GLOBAL ID：201902220798873685   整理番号：19A2517184

Fagus crenataの大量開花は樹木における貯蔵炭水化物量に依存しない【JST・京大機械翻訳】

Mass flowering of Fagus crenata does not depend on the amount of stored carbohydrates in trees

著者 (5件)： Igarashi Shuichi (The United Graduate School of Agriculture, Ehime University, Matsuyama, Japan) ,  Shibata Mitsue (Forestry and Forest Products Research Institute, Tsukuba, Japan) ,  Masaki Takashi (Forestry and Forest Products Research Institute, Tsukuba, Japan) ,  Tayasu Ichiro (Research Institute for Humanity and Nature, Kyoto, Japan) ,  Ichie Tomoaki (Faculty of Agriculture, Kochi University, Nankoku, Japan)
資料名： Trees. Structure and Function  (Trees. Structure and Function)
巻： 33  号： 5  ページ： 1399-1408  発行年： 2019年 
JST資料番号： W1902A  ISSN： 0931-1890  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 樹木に貯蔵された炭水化物は,マスティング種,Fagus crenataにおける大量開花のための重要な要件として機能しない。多くの樹種は集団レベルでの花生産における高い年年変動性を示し,大量開花と呼ばれる。これらの種は,開花のために樹木において一定量の炭水化物資源を貯蔵する必要がある。この仮定に基づいて,炭水化物がいくつかの特定の器官に十分に貯蔵されたときに,木の種が大量に開花すると仮定した。この仮説を試験するために,著者らは,10年以上にわたり,典型的なマスティング種,Fagus crenata(Fagaceae)における花芽開始直前の種々の器官における貯蔵炭水化物と花数の間の関係を調べた。さらに,この種における花序の放射性炭素(14C)含量による花生産に必要な炭素蓄積期間を推定した。研究期間中に,研究した個体は2年ごとに開花したが,開花の大きさのレベルは互いに異なっていた。全非構造炭水化物(TNC)濃度も大きな年年変動を示したが,10年間の観測期間にわたるTNCの長期傾向は,調査した全ての樹木個体において一般的な増加を示した。各器官におけるTNC濃度と次の年に生産された花数との間に有意な関係はなかった。Fagus crenataは花芽が形成された年に主に同化された炭素資源を用いて花序を生産した。これらの結果は,炭水化物資源の貯蔵がこの種における開花の発生または頻度における制限因子ではない可能性があることを示唆している。Copyright 2019 Springer-Verlag GmbH Germany, part of Springer Nature Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 炭素 ,  *開花 ,  年年変動 ,  *ブナ属 ,  花序
準シソーラス用語： 長期傾向 ,  器官 ,  樹種 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： 炭水化物 ,  Fagus crenata ,  花芽形成 ,  長期データ ,  大量開花 ,  ラジオイムノアッセイ

分類 (2件)： 植物栄養  (EH02060B) ,  発生,成長,分化  (EH02030U)

タイトルに関連する用語 (5件)： Fagus ,  開花 ,  樹木 ,  貯蔵 ,  炭水化物