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J-GLOBAL ID:201902220848281040   整理番号:19A1701919

ハスモンヨトウ,Spodoptera litura(鱗翅類:ヤガ科)の飛翔経路を推定するための微胞子虫を用いた新しいアプローチ

A novel approach using microsporidia to estimate the flight route of the common cutworm, Spodoptera litura (Lepidoptera: Noctuidae)
著者 (6件):
資料名:
巻: 54  号:ページ: 185-192  発行年: 2019年05月 
JST資料番号: F0555A  ISSN: 0003-6862  CODEN: APEZAW  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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微胞子虫は,必須の細胞内寄生虫として存在するユニークな真菌である。既知の微胞子虫株の約40%は種々の昆虫に感染する。それらの高い宿主特異性のために,微胞子虫は強力な生物農薬として潜在的な利用を有する。ここでは,害虫昆虫と考えられている,日本と台湾の一般的なハスモンヨトウ,Spodoptera litura(鱗翅類:ヤガ科)から分離された微胞子虫株を分析した。2つの実験を行った,1)小サブユニットリボソームRNA遺伝子配列決定を用いた胞子サイズと系統発生分析の比較,2)分離した微胞子虫株の系統発生的関係をマーカーとして用いて,S.lituraの飛翔経路を推定した。胞子サイズの分析は,試験株が3つのグループから成ることを示した。それらはPleistophora,NosemaまたはVairimorpha,およびTrachipleistophoraまたはVavraiaであった。系統発生分析の結果は,Vavraiaを含む5つの属への分類を示唆した。Vavraiaは,日本の鱗翅類昆虫から初めて検出された。Nosema属とTrachipleistophora属の系統発生データを用いて,S.lituraの発生源と飛翔経路を推定した。本研究では,小笠原と南中国から日本本土へのS.lituraの発生源と飛行経路を推定するための新しいマーカーとして微胞子虫を使用し,このアプローチの有用性を実証した。Copyright 2019 The Japanese Society of Applied Entomology and Zoology Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
昆虫・ダニによる植物被害  ,  生物的防除  ,  個生態学 

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