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J-GLOBAL ID：201902221103592738   整理番号：19A2431539

ポリ(N-イソプロピルアクリルアミド)ゲル中のピレンの相分離による蛍光波長のスイッチング

Switching of Fluorescence Wavelength Caused by Phase Separation of Pyrene in Poly(N-isopropylacrylamide) Gel

著者 (5件)： Hamasaki Atom (Faculty of Science, Shinshu University) ,  Sato Naoya (Faculty of Science, Shinshu University) ,  Kubo Kei (Faculty of Science, Shinshu University) ,  Katsuki Akio (School of General Education, Shinshu University) ,  Ozeki Sumio (Faculty of Science, Shinshu University)
資料名： Chemistry Letters (Web)  (Chemistry Letters (Web))
巻： 48  号： 8  ページ： 902-905(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： U1704A  ISSN： 1348-0715  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 水により膨潤したポリ(N-イソプロピルアクリルアミド)ゲル(NIPAゲル)中に含まれるピレン(Py)はエキサイマ様誘導蛍光を放出発する。しかし,脱水が温度上昇と共に進行すると,ルミネセンスは単量体由来のものに変化した。その変化はNIPAゲルの下限臨界溶液温度付近で連続的かつ可逆的に起こった。ゲル内部は収縮状態で疎水性環境になるので,Py分子は拡散できる。しかし,それは水によって膨潤したゲル中の油滴のように集合する。NIPAゲルの水和によるPyの相分離による蛍光波長の可逆的変化は,前例のないタイプのクロミズムを示す。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 膨潤 ,  *ポリイソプロピルアクリルアミド ,  ゲル ,  *蛍光スペクトル ,  臨界溶解温度 ,  水和 ,  *相分離 ,  温度依存性 ,  励起スペクトル ,  疎水性 ,  凝集 ,  自己集合 ,  *芳香族縮合炭化水素 ,  脱水 ,  LCST ,  ポリマゲル
準シソーラス用語： 下限臨界溶解温度 ,  高分子ゲル

著者キーワード (3件)： ピレン ,  相分離 ,  波長スイッチ

分類 (3件)： 有機化合物のルミネセンス  (BM08094A) ,  四環以上の炭素縮合多環化合物  (CF06090C) ,  高分子固体のその他の性質  (CG02025L)

物質索引 (1件)： ピレン

引用文献 (21件)：

• 1) P. Bamfield, M. Hutchings, Chromic Phenomena: Technological Applications of Colour Chemistry, Royal Society of Chemistry, London, 2018. doi:10.1039/9781788012843.
• 2) Y. Hirokawa, T. Tanaka, J. Chem. Phys. 1984, 81, 6379.
• 3) H. Inomata, S. Goto, K. Otake, S. Saito, Langmuir 1992, 8, 687.
• 4) H. Kawasaki, S. Sasaki, H. Maeda, S. Mihara, M. Tokita, T. Komai, J. Chem. Phys. 1996, 100, 16282.
• 5) C. Nakamoto, T. Motonaga, M. Shibayama, Macromolecules 2001, 34, 911.

タイトルに関連する用語 (6件)： N-イソプロピルアクリルアミド ,  ゲル ,  ピレン ,  相分離 ,  光波長 ,  スイッチング