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J-GLOBAL ID：201902221361001272   整理番号：19A2895904

過去の津波災害移転集落における東日本大震災後の復興経過に関する研究 釜石市と気仙沼市を対象として

The Recovery Process of the Great East Japan Earthquake Focusing on the Relocated Villages after the Tsunami Disaster in the Past Focusing on Kamaishi City and Kesennuma City

著者 (2件)： 秋元康大 (豊橋技術科学大学大学院) ,  浅野純一郎 (豊橋技術科学大学大学院)
資料名： 都市計画論文集(CD-ROM)  (Journal of the City Planning Institute of Japan (CD-ROM))
巻： 54  号： 3  ページ： 1131-1138(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： G0606B  ISSN： 1348-284X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究は,三陸地域をはじめとする津波常襲地域で行われた過去の計画的な復興計画により構成された集落が,今日にどう引き継がれてきたのかを,過去の移転事業から東日本大震災までの移転事業地周辺における空間変容と,今次津波による被害及びその後の復興による空間整備との関係性について明らかにすることを目的とする。岩手県釜石市の3集落及び,宮城県気仙沼市の2集落を対象とした実証的調査の結果,過去の空間変容は,移転事業の様式(集団・個別)と集落の地形的特性により,居住地拡大の場所が原地(海岸側)と内陸に分類されること,今時津波からの復興事業後の新たな集落形成には,過去からの集落形成経過と復興に向けた当該市の方針(災害危険区域の指定方針等)が大きく影響すること,跡地利用の実態についても従前土地利用と土地所有の関係が関係することを明らかにした。(著者抄録)

シソーラス用語： 自然災害 ,  *損害 ,  *震災 ,  岩手県 ,  宮城県 ,  *跡地利用 ,  *土地利用 ,  公共事業 ,  リスク ,  *移動 ,  取得
準シソーラス用語： 釜石市 ,  気仙沼市 ,  災害リスク ,  集落移転 ,  集落形成 ,  津波災害 ,  土地所有 ,  東日本大震災 ,  復興事業

著者キーワード (10件)： 過去の移転事業集落 ,  空間変容 ,  東日本大震災 ,  復興事業 ,  跡地利用計画 ,  Villages by the Past Relocation Project ,  Spatial Transformation ,  the Great East Japan Earthquake ,  Reconstruction Project ,  Land Reused Plan

分類 (2件)： 自然災害  (RA02030M) ,  都市問題,都市防災  (RD01030O)

引用文献 (14件)：

• 1) 内務大臣官房都市計画課(1934),「三陸津浪に因る被害町村の復興計画報告書」
• 2) 山口弥一郎(1964),「津波常習地三陸海岸地域の集落移動」,亜細亜大学誌諸学紀要 人文・社会・自然,vol.11
• 3) 山口弥一郎(2011),「津浪と村(復刊)」,三弥井書店
• 4) 村尾修・磯山星(2012),「岩手県沿岸部津波常襲地域における住宅立地の変遷-明治および昭和の三陸大津波被災地を対象として-」,日本建築学会計画系論文集,Vol.77 No.671,pp57-65
• 5) 沼野夏生・菊池義浩(2012),「昭和三陸津波による集団移転計画地の実態と今次津波による被災状況について」,日本建築学会東北支部研究報告集計画系第75号,pp47-50

タイトルに関連する用語 (8件)： 津波災害 ,  移転 ,  集落 ,  東日本大震災 ,  復興 ,  研究 ,  釜石市 ,  気仙沼