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文献
J-GLOBAL ID:201902221835128211   整理番号:19A0961157

栃木県湯西川財産区保護林のトチノキ天然林の林分構造と更新

Stand structure and regeneration of Aesculus turbinata natural forests in a protected forest of Yunishikawa property ward, Tochigi, Japan
著者 (3件):
資料名:
号: 55  ページ: 1-11 (WEB ONLY)  発行年: 2019年03月30日 
JST資料番号: U0671A  ISSN: 0286-8733  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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栃木県日光市湯西川井戸の沢の大径木トチノキからなる老齢天然林の林分構造と今後の更新の可能性について検討した。本調査地は湯西川財産区有林に属し,隣接する仲内集落の水源で,急傾斜で土砂流出防止など防災上の観点から皆伐など大規模な伐採行為を免れた保護林である。胸高断面積合計(BA)および幹本数ともにトチノキ,イヌブナ,チドリノキの3種が上位を占めた。トチノキのBAは全体の8割以上を占めており,本調査地はトチノキが優占する林分であった。胸高直径階分布は林分全体と樹種別ではイヌブナ,チドリノキにおいてL字型分布を示し,後継木となりうる幹が安定的に存在していた。一方,トチノキ成木の胸高直径階分布は明確なピークを持たず,小径木が少なかった。よって,トチノキの更新は停滞していると考えられる。トチノキ当年生実生の追跡調査では,その発生数および生存率は他のトチノキ優占林分と比較して大きく変わらなかった。トチノキの幼木は調査区全体で4個体みられ,その内の3個体が林冠ギャップ下で見られた。このことから,トチノキ幼木の定着は光環境に依存すると考えられる。以上のことから,本調査区のトチノキ後継木の定着は他のトチノキ優占林分と比較して遅延していると見なされた。しかし,本調査区はトチノキが優占して毎年種子が林床に供給されるため,自然攪乱による林冠ギャップの突発的な発生に伴う良好な光環境下においては実生が生育し,長期的に見るとトチノキが優占し続けると予測される。現在トチノキの種子採集量は昭和30-40年代の6%未満で,今後の採集者減を考慮すると現状のままで更新に問題はないと考えられる。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
森林生物学一般  ,  森林の天然更新 

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