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J-GLOBAL ID:201902221907030742   整理番号:19A0181436

癌細胞における細胞内バイオイメージングのための蛍光標識生分解性ポリカプロラクトンブロック共重合体FRETプローブ【JST・京大機械翻訳】

Fluorescent-Tagged Biodegradable Polycaprolactone Block Copolymer FRET Probe for Intracellular Bioimaging in Cancer Cells
著者 (2件):
資料名:
巻:号:ページ: 2185-2197  発行年: 2017年 
JST資料番号: W5034A  ISSN: 2373-9878  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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本研究は,癌治療における細胞内イメージングのための新しい蛍光標識生分解性ポリカプロラクトン(PCL)ブロック共重合体FRETプローブを報告する。ヒドロキシル官能化π-共役オリゴ-フェニレンビニレン(OPV)発色団を調製し,開環重合によりt-ブチルエステル置換ポリカプロラクトンブロック共重合体に組み込んだ。この青色発光OPV-PCLトリブロックは<200nm球状ナノ粒子(FRETドナー)として自己集合し,水不溶性ナイルレッド(NR,FRETアクセプタ)をカプセル化してOPV-NR FRETプローブを得た。ブロックナノ集合体におけるOPV発色団の選択的光励起はOPVからNRへの励起エネルギー移動を可能にし,水性媒体中での効率的なFRETプロセスを促進した。時間相関蛍光減衰動力学と詳細な光物理研究を行い,Foerster距離,ドナー-アクセプタ距離,および励起エネルギー移動効率を推定した。これらのパラメータは,閉じ込められたナノ粒子環境内でのFRETプロセスの発生を確認した。FRETプローブにおけるPCL鎖は細胞内環境における酵素的生物分解に感受性であり,分解過程はFRETオン/オフ機構を制御した。細胞毒性研究により,FRETプローブは細胞に対して生体適合性で非毒性であり,FRETプローブは癌細胞により容易に取り込まれ,細胞質及び核周囲環境においてインターナリゼーションされることを明らかにした。共焦点顕微鏡におけるOPV発色団の選択的光励起はFRETプローブからの二重発光を示した。癌細胞は,OPV発色団(青色チャンネルにおける)に関して青色ルミネセンス(自己発光)を示し,NR染料からの明るい赤色発光,続いて細胞レベルでのFRET過程(赤色チャンネルにおいて)を示した。二重ルミネセンス特性,生物分解および生体適合性は,新しく設計されたPCL-OPV-NR FRETプローブをバイオイメージング応用のための優れた生物医学的ナノデバイスにする。そして,概念実証は,頸部(HeLa)および乳癌(MCF7)細胞株で確立された。Copyright 2019 American Chemical Society All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (3件):
分類
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高分子固体の構造と形態学  ,  共重合  ,  有機化合物のルミネセンス 

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