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J-GLOBAL ID:201902221966258726   整理番号:19A2555480

臨床研究中のKRAS(G12C)阻害剤であるAMG510は抗腫瘍免疫を引き起こす

The clinical KRAS(G12C) inhibitor AMG 510 drives anti-tumour immunity
著者 (38件):
資料名:
巻: 575  号: 7781  ページ: 217-223  発行年: 2019年11月07日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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KRASはがんで最もよく変異が見られるがん遺伝子であり,腫瘍における重要なシグナル伝達タンパク質をコードしている。G12C変異型KRAS(KRAS(G12C))のシステイン残基は,有望な前臨床活性を持つ共有結合型阻害剤の設計に利用されてきた。今回我々は,一連の阻害剤について,結合による新しい相互作用を用いて最適化を行い,有効性と選択性を著しく高めた。この取り組みが,AMG510の発見につながった。AMG510は,我々の知る限り臨床開発における最初のKRAS(G12C)阻害剤である。前臨床解析では,AMG510の投与はKRASG12C腫瘍の退縮を引き起こし,化学療法や分子標的薬の抗腫瘍効果を改善した。正常な免疫能を持つマウスでは,AMG510を投与すると炎症性の腫瘍微小環境が生じ,単剤投与でも,免疫チェックポイント阻害剤との併用でも,持続的な治癒が引き起こされた。治癒したマウスでは,同質遺伝子系のKRASG12C腫瘍の増殖が起こらなかったことから,共通抗原に対する適応免疫であると示唆される。さらに,臨床試験では,AMG510は最初の投与コホートで抗腫瘍活性を示しており,有効な治療法がない患者に対する革新的な治療法になる可能性がある。Copyright Nature Japan KK 2019
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分類 (2件):
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抗腫よう薬の基礎研究  ,  腫ようの化学・生化学・病理学 
タイトルに関連する用語 (5件):
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